昨夏古巣ミラン復帰のボバンがわずか9カ月で解任…ガジディスCEOとの関係悪化により

ミランは、フットボール部門の最高責任者であるズヴォニミール・ボバン氏の解任を発表した。

1990年代のミランの黄金期を支えたレジェンドの1人であるボバン氏。昨夏に、国際サッカー連盟（FIFA）の役職を辞して、テクニカルディレクターに就いたパオロ・マルディーニ氏とともに低迷の続く古巣に帰還する。両者は指揮官の招聘並びに解任に関しての責任を持つとされ、マルコ・ジャンパオロ前監督の解任とステファノ・ピオリ監督の就任にも一役買った。

しかし、イヴァン・ガジディスCEOが来シーズンに向けて、テクニカル部門に意見を問うことなく、RBライプツィヒ指揮官ラルフ・ラングニック氏と接触したと広く報じられた。これを受け、ボバン氏は『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で「チームが良い方向に向かっている中で、良からぬことが起きた。私たちへ連絡がなかったことは敬意に欠き、エレガントではない。これがミランのスタイルとは思えない」と不満を爆発させていた。

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これを機に、ボバン氏とガジディスCEOの関係に亀裂が入ったと報じられており、元クロアチア代表MFの解任が一気に浮上した。

そして7日、ガジディスCEOはミランの公式ウェブサイトで「この9カ月にわたる彼（ズヴォニミール・ボバン）の働きに感謝している。彼が良い将来を迎えられるように祈っている」とボバン氏の職を解いたことを発表。続けて「今はフットボールに集中するときだ。ステファノ・ピオリとスタッフは毎週チームを向上させており、仕事を続けられるように我々は全力でサポートする」とコメントを残している。