元オランダ代表FWのアリエン・ロッベンはオランダ『テレグラフ』など複数メディアを通じて現役引退の決断を表明した。
昨シーズン限りでバイエルン・ミュンヘンを退団したロッベンだが、母国の古巣クラブPSVやMLS(メジャーリーグサッカー)、日本行きの可能性を示唆していた。しかし、35歳の右ウィングはスパイクを脱ぐ決断に至った。
ロッベンは現地時間4日、「僕はプロサッカー選手としてのキャリアに終止符を打つことを決めた」と現役生活を終えることを表明。次のように述べている。
「これは間違いなく自分のキャリアで最も難しい決断だった。『ハート』と『理性』がぶつかり合う決断となった」
「サッカーへの愛やこの世界ではまだ十分やっていけるという信念。それに対して、物事が自分が思うようにはいかず、もう負傷とは何なのかも理解しない16歳の少年ではない事実。今のところは良い状態だし健康だが、様々な競技のファンとして、今後もそうであってほしい。僕は確実に辞めるが、それはよいことだ」
「今は誇りと感謝の気持ちでいっぱいだ。なので、ここに導いてくれたすべての人々に感謝を告げたい。僕は19年間を自分の情熱に捧げ、最善を尽くそうと努力した。それには特別な姿勢が必要であれば、特に思いどおりにいかなかったとき、試練を乗り越えなければいけないときはもちろんたくさんのエネルギーも注ぎ込まなければいけなかった」
「プロのアスリートはエゴイストの姿勢を持つことで知られるが、僕も例外ではなかった」
ロッベンは2001年1月にフローニンゲンのトップチームに昇格して、公式戦600試合(209ゴール)を超えるプロキャリアをスタート。2002年にPSVに移籍すると、2004~2007年まではチェルシーでプレー。レアル・マドリーでの2シーズンを経てバイエルンに渡り、2012-13シーズンの三冠を含む数々のタイトルの獲得に貢献。またオランダ代表では2003年にデビューを果たし、ラストマッチとなった2017年10月のスウェーデン戦までに96キャップ(37ゴール)を記録した。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です



