2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選 第9戦が31日に行われ、日本代表は埼玉スタジアム2002でグループB3位のオーストラリア代表と対戦した。日本は浅野拓磨、井手口陽介のゴールで2-0でオーストラリアを下し、ロシアW杯出場権を獲得。6大会連続となる、本大会への切符を勝ち取った。
日本代表GK川島永嗣は試合後、アジア最終予選を振り返った。
W杯出場までの道のりを「個人的にもチームとしても厳しい(アジア)最終予選だった」と語る川島は、「(オーストラリア代表戦でW杯出場を)決められなかったら、ホントに厳しい展開が待っている」ため、「ホームで決められて、最高に良かった」と喜びをかみしめる。そして「真価が問われた」戦いだったと、アジア最終予選を総括した。
22歳の浅野、21歳の井手口のゴールにより、オーストラリア代表に勝利を収めた。このことについて聞かれると、川島は「若い選手がプレッシャーの掛かる試合にパッと出て結果を残すことは簡単ではない」と答える。そして「若手が結果を残したことは、自分たちにとってプラス材料」だと、若手の活躍を歓迎した。
さらに「1つのチームとして成長しながら勝ち取った」4年前と比べ、今回は「監督がいろいろな選手を使いながら、その(対戦)相手だったり、状況、一番コンディションがいい選手を使いながら勝ち取った」と、現在の代表を評価する。そして「いろいろな選手がW杯出場に貢献している。監督も言ってると思いますけど、日本人の選手全てに扉は開かれてる」と、全ての選手に代表入りのチャンスがあることを強調した。
実際、川島も苦汁をなめた時期がある。アジア最終予選の初戦、2016年9月1日に行われたホームのアラブ首長国連邦(UAE)戦は、1-2で逆転負け。この試合、川島は日本代表に選出されなかった。その川島が日本代表の正GKに返り咲いたのは、2017年3月23日に行われたアウェイのUAE戦。この試合は2-0で日本が勝利を収めた。川島は「自分が成長したいという気持ちに対し、どれだけ純粋に向き合えたか」が重要だったと、正GKに復帰できた要因を語った。
