日本サッカー協会(JFA)は9日、3月に予定しているヨーロッパ遠征において、23日にマリ代表と、27日にウクライナ代表との対戦が決定したことを発表した。会場は2試合ともベルギーのリエージュにあるスタッド・モーリス・デュフランにて行う。
ウクライナ代表はFIFAランク35位で、日本とは過去に2度対戦して1勝1敗の五分。“ウクライナの英雄”アンドリー・シェフチェンコ監督がチームを率いているが、今夏のロシアW杯への出場権は逃している。マリ代表はFIFAランク71位で、日本とは過去に対戦したことがない。
今回の対戦決定にあたりヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、W杯本番を想定したマッチメイクであると明かしている。
「マリ、ウクライナ共にワールドカップ・グループステージで対戦するチームを想定してマッチメイクをしました。マリは典型的なアフリカンサッカーをするチームで、スピード、フィジカルの強さがストロングポイントです。個で試合を決することができる選手が顔を揃えています」
「またウクライナは典型的な東欧のサッカーをするチームで、テクニカルでパスを繋ぐサッカーに長けています。今回は本大会へ向けたメンバー構成を見極めるための大事な機会となります。選手たちのコンディションも含め、あらゆるチェックを行い、ワールドカップに向けて良い準備をしたいと思います」
ウクライナ代表戦は日本代表オフィシャルパートナーであるキリンビール株式会社とキリンビバレッジ株式会社の特別協賛のもと、「キリンチャレンジカップ2018 in EUROPE」として開催。海外でのキリンチャレンジカップの開催は初めての試みとなる。
また、10月、11月に予定している国際親善試合全4試合は「キリンチャレンジカップ2018」として開催することが決定。1年で「キリンチャレンジカップ」8度の開催は最多となる。
