2017-11-10-japan-brazil

日本代表、ブラジル相手に3失点完敗…槙野“意地のヘッド弾”もネイマールらタレント集団止められず

■日本 1-3 ブラジル

日本:槙野(63分)
ブラジル:ネイマール(10分)、マルセロ(17分)、G・ジェズス(36分)

国際親善試合が10日にフランス・リールで行われ、日本代表とブラジル代表が対戦した。試合は日本が1-3でブラジルに敗れ、通算10敗目を喫した。

2018 FIFAワールドカップ ロシアの開幕が約7カ月後に迫る中、日本は欧州遠征を実施。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制下では最もレベルの高いブラジル、ベルギーと対戦する。初戦のブラジル戦といえば、2014年10月のハビエル・アギーレ前監督時代に親善試合で対戦したが、その際は0-4の完敗。エース・ネイマールに4ゴールを許す結果となった。今回の欧州遠征では、ハリルホジッチ監督が目指してきたスタイルが世界の強豪国相手にどこまで通用するのか、注目が集まる。

日本代表のスタメンはGK川島永嗣、DF酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都、MF山口蛍、長谷部誠、井手口陽介、FW久保裕也、原口元気、大迫勇也の11名。一方、ブラジルは前日会見で発表されていた11名が先発メンバーに名を連ね、ネイマールやガブリエウ・ジェズスらが前線に入った。なお、日本のゲームキャプテンはこの試合で通算100試合目の出場となった長友が務める。

試合は日本が立ち上がりからハイプレスを仕掛け、ショートカウンターを狙うが、ブラジルが個人技とパスワークでプレスをかいくぐる。日本が早くも押し込まれ始めると、9分にブラジルが左CKを獲得。一度はプレーが流れたが、ボールがタッチラインを割ったところで主審がVAR(ビデオアシスタントレフリー)を確認。吉田がペナルティエリア内でフェルナンジーニョに対してファウルを犯したとして、ブラジルにPKが与えられた。これをキッカーのネイマールが冷静に右下に決め、ブラジルが先制に成功した。ネイマールは日本戦4試合で通算8ゴール目となった。

さらに17分、今度は山口がエリア内でガブリエウ・ジェズスを倒してしまい、またしてもPKを献上。ネイマールが再びペナルティスポットに立ったが、シュートはGK川島がビッグセーブでこれをしのぐ。しかし、直後のCKの流れから、井手口が足を滑らせてクリアミス。こぼれ球をマルセロが右足で豪快に叩き込み、追加点を奪った。

なかなか攻め手がない日本。30分には原口がペナルティエリア手前左で倒されてFKを獲得する。これをキッカーの吉田が右足で直接狙ったが、ここは惜しくもクロスバーを直撃。得点にはつながらなかった。

少ない好機を生かせない日本に対し、ブラジルはしっかりとチャンスをゴールにつなげる。36分、右サイドでパスを受けたウィリアンがオーバーラップしたダニーロへパス。グラウンダーのクロスをG・ジェズスが押し込み、決定的な3点目が決まった。このまま3-0でブラジルがリードしてハーフタイムを迎えた。

両チーム、後半開始から選手を替えていく。日本は久保を替えて浅野拓磨を投入。ブラジルはGKアリソンに替わってカッシオが入った。48分、日本は右サイドを突破した浅野が、相手DFを抜ききる前に右足シュートを狙う。替わったばかりのカッシオはキャッチしきれなかったが、ここはCKとなった。

後半に入ると、徐々に日本も攻撃の形ができてくる。63分、左CKを獲得すると、井手口が右足でクロスを供給。ファーサイドに走り込んだ槙野のヘディングシュートがネットを揺らし、日本が1点を返した。

日本は70分に長谷部と原口を下げ、森岡亮太と乾貴士を投入。森岡は約3年ぶりの代表戦出場となった。さらに81分には大迫を下げて杉本健勇をピッチに送り込んだ。その後は日本が高い位置からプレッシャーをかけて反撃を試みる。88分には、セットプレーから杉本がヘディングシュートを決めたかに思われたが、ここはオフサイドの判定で取り消しに。結局、最後まで追加点を奪うことはできず、日本は1-3でブラジルに敗れた。

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