日本サッカー協会が、新たに技術委員長に任命された反町康治氏からのメッセージを公式サイトを通じて伝えた。
JFAには各事業を支える20の委員会があり、会長には3月29日に田嶋幸三氏が再任。新体制に移行するにあたり、新たに各委員会の委員長が任命されている。
技術委員会は日本代表の強化や指導者の養成、ユース年代の選手育成、さらにはグラスルーツの拡大を担当する委員会であり、2018年からこれまでは関塚隆氏が委員長を務めた。
新たに任命された反町委員長は「田嶋会長から日本サッカーの中枢を担う役職のお話をいただき、光栄に思うと共に直接そうした仕事に携わることに強く責任を感じています」とコメントし、以下のように抱負を伝えている。
「技術委員長としての役割はJFAが掲げる三位一体(代表強化、ユース育成、指導者養成)と普及の指針を明確にし、推し進めていくことだと考えています。特に育成部門を含めた代表チームがさらなる高みを目指すためにはカレンダー上のスケジュールを整え、環境の整備に努めることが重要であると考えています。この過程で新たに幕張にオープンした高円宮記念JFA夢フィールドを最大限活用し、強い日本サッカーをつくるためにバックアップしたいと思います」
高円宮記念JFA夢フィールドは主に日本代表のトレーニング拠点として用いられるほか、指導者や審判の養成が行われる施設だ。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により4月7日の供用開始は延期。反町委員長は新型コロナについても触れ、新任としての覚悟を示している。
「今は感染拡大防止のため自宅で待機し、じっと我慢をする時期ですが、ここを乗り越えてサッカーファミリー全員が応援でき、喜んでいただける日本サッカーを目指し、努力し、覚悟を持って臨んでまいります。皆さんのご指導、ご鞭撻をよろしくお願い致します」
反町技術委員長は、アルビレックス新潟で指導者業をスタートさせ、2006年~2008年まではU-23日本代表を率いた。その後、湘南ベルマーレを経て2012年~2019年までは松本山雅FCで采配を振るっていた。
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