■ブンデスリーガ第21節
ケルン 2-3 ドルトムント
得点者
ケルン:ツォラー(60分)、メレ(69分)
ドルトムント:バチュアイ(35分、62分)、シュールレ(84分)
現地時間2日、ブンデスリーガ第21節ケルンvsドルトムントが行われた。
ここまで勝ち点13で最下位に沈むケルンにとっては、ホーム戦でなんとか勝ち点3を取得したいところ。一方、6位ドルトムント(勝ち点31)も上位争いに踏みとどまるうえで、負けられない状況となっている。この試合ではドルトムントの香川真司が先発出場。一方のケルン大迫勇也は風邪と報じられていたこともあり、メンバー外となっている。
試合は序盤から地力で勝るドルトムントのペースで進む。香川はCK時にキッカーを務め、7分にはエメル・トプラクのシュートをお膳立てするなど、攻撃面で存在感を発揮した。
15分には左サイドからのクロスに香川がダイレクトで合わせるも、バーに嫌われゴールチャンスを逸すシーンもあった。
最初にネットが揺れたのは35分のこと。左サイドからジェレミ・トルヤンがクロスを入れ、ゴール前で待ち構えていた新加入FWミヒー・バチュアイが押し込んでドルトムントが先制した。
前半終了間際の44分には、再びトルヤンからバチュアイの流れでゴールを決めるも、バチュアイがオフサイドポジションだったとVAR判定によってゴールが認められず。試合はドルトムントの1点リードでハーフタイムを迎えた。
ドルトムントは追加点を奪うことができずにいると、ケルンの反撃がここで実を結ぶ。60分、ケルンはカウンターを仕掛け、ドミニク・ハインツがシュートを放つ。GKロマン・ビュルキが弾いたルーズボールをシモン・ツォラーが頭で押し込み、ケルンが1-1の同点に追いついた。
だがその2分後、ドルトムントはビュルキのロングフィードが起点となり、前線のバチュアイがポストワークでクリスティアン・プリシッチに落とす。相手DFのクリアミスもあり、プリシッチが裏にパスを通すと、相手GKとの一対一のチャンスに、バチュアイは冷静にネットを揺らした。これでスコアは2-1と再びドルトムントがリードする展開に。
ホームで負けられないケルンは、69分にCKのチャンスからDFホルヘ・メレが頭でねじ込み、スコアを2-2とする。
またしても追いつかれたドルトムントは84分にカウンターを展開。香川が起点となり、アンドレ・シュールレがバイタルエリアで前を向くと右足でシュートを放つ。相手DFの足に当たってコースが変わり、そのままゴール左側へと吸い込まれ、スコアは3-2に。シュールレはこれが今シーズン初ゴールとなった。
試合はこのまま3-2でフルタイムを迎え、ドルトムントが敵地で勝ち点3を奪取。これが4試合ぶりの勝ち星で、年明け初勝利となった。ドルトムントは勝点を34に伸ばし、暫定ながら2位に浮上している。一方のケルンは勝ち点13で最下位のまま変わらず、残留争いに向けて厳しい状況となっている。




