明治安田生命J1リーグが23日に開幕を迎え、週末に第1節の全試合が開催される。FC東京は24日にホーム・味の素スタジアムで浦和レッズと対戦。
FC東京は浦和相手に現在6連敗中と苦手にするが、長谷川健太新監督のもと苦手を克服して開幕スタートダッシュを手にしたい。一方の浦和は、昨季途中に就任した堀孝史監督のもと2シーズン目を迎える。10年ぶりのアジア制覇に沸いた昨季の勢いを持続していきたいところだ。
■FC東京、新体制で船出のとき
FC東京は昨季、10勝10分14敗の13位で終了。J2降格を喫した2010年の16位に次ぐ順位となった。シーズン途中に成績不振により篠田善之監督を解任し、その後安間貴義コーチを指揮官に昇格させたものの、立て直すことはできず。歯がゆいシーズンとなってしまった。巻き返しを図る今季は、昨季までガンバ大阪を率いていた長谷川健太監督を招聘。G大阪での5年間で6つのタイトルを獲得。2014年には国内三冠を達成していた。
石川直宏が現役を引退し、大久保嘉人が1年で川崎フロンターレに復帰したものの、大森晃太郎をヴィッセル神戸から完全移籍で獲得したほか、ディエゴ・オリベイラ、富樫敬真をそれぞれ期限付き移籍で迎え入れている。さらに、1月27日にインドネシアで行われたJリーグアジアチャレンジでは、16歳の久保建英が途中出場ながら2ゴールと強烈なインパクトを残した。久保はシーズン前のプレシーズンマッチで6試合4ゴールを記録。開幕戦出場へ向けて猛アピールに成功している。
FC東京は対浦和戦で現在6連敗中。直近24試合で見てもわずか1勝のみで、その1勝は2013年9月14日までさかのぼる。さらに、20試合連続で失点中と相性の悪い相手だ。しかし、こんなデータもある。FC東京はJ1での開幕戦の直近7試合でわずか1敗（4勝2分）。昨季は敵地で王者の鹿島アントラーズを1-0で下しており、開幕戦の勝率は非常に良いということになる。FC東京にとって2018シーズンはクラブ創設20周年という節目のシーズン。長谷川監督はタイトル獲得を目標に掲げた。
「勝つために『戦う』集団に変わり、その姿勢を最後まで表現します。攻撃においてはサイド攻撃を仕掛けつつ、中央からもゴールを狙っていく。守備においてはクリーンシート（無失点）を毎試合目指し、チーム一丸となって戦いたい。チームとしてタイトル獲得に向けて全力で戦います」
▶Jリーグ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
■覇権奪還へ、浦和は勝負の年
浦和は昨季、AFCチャンピオンズリーグ（ACL）で10年ぶりに優勝。Jリーグ勢としても2008年のG大阪以来のアジア制覇を達成した。準決勝は中国の上海上港を、決勝ではサウジアラビアのアル・ヒラルと、アジアの強敵を次々退けての戴冠であった。
一方でリーグでは苦戦。中盤に失速すると、5年半指揮したミハイロ・ペトロヴィッチ監督との契約を解除し、後任に堀孝史コーチが就任。しかし、状況は好転せず、最後まで優勝争いに絡むことなく7位でシーズンを終えている。
今季はACLに出場できないため、よりリーグへ照準をあてた戦いになる。昨季リーグで12ゴールを挙げ、ACLでも大車輪の活躍を見せたラファエル・シルバが中国に電撃移籍。さらに、梅崎司や矢島慎也、高木俊幸もチームを離れた。しかし、湘南ベルマーレから山田直輝が4年ぶりに復帰し、柏レイソルから武富孝介、横浜F・マリノスからマルティノス、ヴィッセル神戸から岩波拓也を獲得。実力者を的確に補強した印象だ。
浦和はFC東京相手に現在6連勝中だが、開幕戦はこの10年間で4勝6敗と負け越している。今季も開幕は敵地で迎えることになり、11シーズン連続で開幕戦をアウェイで戦う。
堀監督は今季浦和が目指すものは「攻守においてアグレッシブなサッカー」と語り、「また一試合一試合の勝利にこだわりたい」と抱負を述べている。アグレッシブなサッカーを標榜する両チームが早速開幕戦で相見えることとなった。
注目の関東対決を制するのは果たしてどちらのチームか。試合は24日14時に味の素スタジアムでキックオフを迎える。
▶Jリーグ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】
● 2018シーズン Jリーグの試合日程・放送予定まとめ
● 2018シーズンのJリーグをテレビの大画面で楽しむ方法とは？
● 開幕直前！DAZNでJリーグを視聴する方法を紹介／2018シーズン明治安田生命Jリーグ
● 徹底解説！Jリーグを視聴する方法を紹介／2018シーズン 明治安田生命Jリーグ
● 2018シーズンJリーグの大会概要まとめ-賞金やACL出場権、降格・昇格条件など
●Jリーグのチケット購入方法とは？2018シーズン Jリーグのチケット情報まとめ