バルセロナに突如、新星が現れた。Bチームに所属するFWホセ・アルナイスだ。スペイン『マルカ』がアルナイスを特集している。
母親のパロマさんは「小さい頃からサッカーが好きだったの。まるでボールに触ることを義務付けられているみたいだったわ。だから、すぐに彼をスポーツセンターに連れていくようになった」と当時を振り返る。
当時、アルナイスのチームメートだった友人は「アイツは大物になると思った。GKをやったり、FKを蹴ったり、全部こなしてた。シーズンの前半をGK、後半をフィールドプレーヤーで過ごして、GK最優秀賞と得点王を獲ってしまったことがあるくらいだよ」と笑いながら明かしている。
アルナイスはタラベラ所属時、18歳の若さでテルセラ・ディビジョン(実質4部)でデビューした。そこでの活躍が認められ、バジャドリーに引き抜かれる。バジャドリーで順調にトップデビューを飾ると、セグンダ・ディビジョン(実質2部)で15試合12得点3アシストを記録した。
そして今夏、バルセロナBがバジャドリーに340万ユーロを支払い、アルナイスを獲得した。24日のコパ・デル・レイ4回戦第1戦レアル・ムルシア戦(3-0)で先発して1得点。バルセロナで最高のデビューを飾った。
パロマさんは、「ムルシア戦の試合開始直前に息子から電話があったの。『先発で出るよ』ってね。ホセは緊張していなかったわ。私たちの方が緊張していたくらい」と打ち明けた。
アルナイスの生まれ故郷サン・ホセで、バルセロナ対ムルシアを観戦しなかった人はいないかもしれない。彼らにとって、アルナイスは「新たなメッシ」なのだから。




