トッテナムは、FWハリー・ケインの価格を2億5000万ポンド（約333億円）に設定したようだ。英『テレグラフ』が伝えている。
トッテナムの下部組織出身であり、全公式戦260試合で169ゴールを挙げるなど、エースとして活躍するケイン。今季もプレミアリーグ開幕から6試合で4ゴールを奪うなど、好調を維持している。
しかし、26歳のイングランド代表FWの好調と反比例するように、チームは苦戦が続いている。今季は公式戦8試合を戦い、わずか2勝（4分2敗）。先日行われたリーグ・カップ3回戦では、4部コルチェスター相手にPK戦の末に敗退を喫した。
プレミアリーグでは、すでに首位のリヴァプールに勝ち点10差をつけられ、チャンピオンズリーグではグループリーグ初戦でオリンピアコスと2-2のドロー。そしてリーグ・カップでは敗退が決定。まだシーズン序盤ではあるが、2008年以来のタイトル獲得へ向け、険しい道のりが続いている。
先日のインタビューで個人賞ではなくチームとしてのタイトル獲得を熱望していることを明かしたケインだが、今季も厳しい戦いが予想される。『テレグラフ』によると、契約は2024年まで残っているものの、イングランド代表FWの状況をレアル・マドリーやバルセロナ、マンチェスター・シティといったメガクラブが注視しているという。
だが、トッテナムにエースを手放す考えはまったくないようだ。同メディアによると、ダニエル・レヴィ会長は、ケインの価格を2億5000万ポンドに設定。これは、パリ・サンジェルマンがネイマール獲得の際に支払った1億9800万ポンド（約290億円：当時）を超える世界最高額となる。獲得を狙うクラブに対し、超高額を設定することで牽制しているようだ。
また『テレグラフ』は、現在トッテナムに所属する選手の内、クリスティアン・エリクセンとトビー・アルデルヴァイレルト、ヤン・フェルトンゲンといった主力の契約は今季限りとなっており、1月の移籍市場で離れる可能性もあると伝えている。その一方で、ケインの放出は頑なに拒否するようだ。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
