■プレミア第3節 リヴァプール 4-0 アーセナル
リヴァプール：フィルミーノ(17分)、マネ(40分)、サラー(57分)、スタリッジ(77分)現地時間27日、イングランド・プレミアリーグ第3節が行われ、リヴァプールはホームのアンフィールドにアーセナルを迎え、4-0と完勝し2連勝を飾った。一方のアーセナルは早くも2連敗を喫している。
開幕2試合を終えて1勝1分のリヴァプールと、1勝1敗のアーセナルによる強豪同士の好カード。ミッドウィークにチャンピオンズリーグの予選プレーオフを戦ったリヴァプールのコンディションが懸念されたが、蓋を開けてみればそんな心配は杞憂に終わった。
立ち上がりから高いインテンシティを見せて中盤の攻防で優位に立ったリヴァプールは、去就問題でこの日も欠場するフィリペ・コウチーニョの穴を感じさせないプレーを披露。10分には左サイドをワンツーで突破したアルベルト・モレノの折り返しをファーサイドのサラーが滑り込みながら合わせるが、至近距離からのシュートはGKペトル・チェフが素晴らしい足の運びで防ぎピンチをしのいだ。
ビッグチャンスを逃したリヴァプールだが、その後も攻め続けると17分、右サイドでボールを奪い返し、ジョー・ゴメスの左足クロスをゴール前に飛び込んできたロベルト・フィルミーノが頭で叩きつけて先制に成功する。
先制した後もリヴァプールのペースは落ちず、3バックで臨むアーセナルを圧倒していく。防戦一方のアーセナルはアレクシス・サンチェスとメスト・エジルがまったくボールに絡めず、次々にリヴァプールにチャンスを作られてしまう。
迎えた40分、カウンターからペナルティーエリア左でボールを受けたサディオ・マネがカットインからの振りの速いシュートを右サイドネットに突き刺し、完璧な個人技によるゴールでリヴァプールが追加点を挙げた。
いいところなく前半を終えたアーセナルは、ハーフタイムにアーロン・ラムジーを下げてフランシス・コクランを投入。締りのない中盤に守備の仕事人を入れるが、この交代策が裏目に出る。
前半よりもラインを低く設定したリヴァプールに対し、ボールを持てるようになったアーセナルだが、57分に獲得したCKのクリアボールをコクランがトラップミス。これを見逃さなかったサラーが奪い去ると、完全に抜け出し眼前にはGKチェフのみ。この1対1を冷静に制し、リヴァプールが試合を決定付ける3点目を挙げた。
3点ビハインドになったアーセナルはサンチェスとオックスレイド・チェンバレンを下げてオリヴィエ・ジルー、アレクサンドル・ラカゼットの2枚替えを敢行し、交代枠を使い切る。
しかし、高いインテンシティを保つリヴァプールを相手に決定的なチャンスを作らせて貰えず、逆に人数をかけて攻めた裏のスペースを使われてカウンターからピンチを招く。77分、カウンターからエムレ・ジャンがドリブルで持ち上がり、左のサラーへ。サラーがルックアップした瞬間、ゴール前はアーセナルのDF1人に対し、リヴァプールの選手は2人。サラーのクロスを入ったばかりのダニエル・スタリッジが頭で合わせ、4-0とダメを押した。
終始、圧倒し続けたリヴァプールが4-0で完勝。前節に続いて完封勝ちでの連勝となった。アーセナルは交代策も裏目に出てしまい、まったくいいところなく完敗。開幕3試合目にして早くも連敗を喫している。
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