AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第1戦が23日に行われ、等々力陸上競技場では川崎フロンターレと浦和レッズが対戦した。試合は3-1で川崎Fが勝利。試合後、川崎FのMF阿部浩之が試合を振り返った。
川崎Fは33分にFW小林悠、50分にエウシーニョがゴールを決め、2-0とする。一時は1点を返されて追い上げられたものの、85分に小林が追加点を決めて3-1で逃げ切った。
浦和はこの試合で3ボランチを採用し、中央の守備を固めていたが「特に」と気にならなかった様子。「うちの中盤は、相手を見ながら形を変えられたし、相手がどんな守り方でも、ボールを動かしながら、隙を見つける技術と目があると思う。流れの中でいい崩しができた。相手のフォーメーションうんぬんより、自分たちの回し方がうまくできた」と説明した。
さらにMF家長昭博が調子を上げていることがチーム全体にいい影響を与えているとも話す。家長は85分に小林のゴールをアシスト。阿部は家長について「1人で(ボールを)運ぶ力があるし、剥がす力もある。最後の3点目も、何人かでサイドを崩しましたけど、最後は結局アキくん(家長)の個人技でした。僕とか(小林)悠くんとか、(中村)憲剛さんにはないドリブルやと思う。良い連携ができている」と話し、チームのプラスになっていると評価する。
最終的に3-1で勝利を収めたが、76分に失点を喫して2-1となった場面については、「結局、2点目を取られることが一番つらい」と感じていたようだ。「アウェイゴール2つというのはチームとしてダメージがあるので」、3点目を狙うよりも2失点目を喫しないことが重要だったと語る。「2試合で1試合という考え方をしていた。90分しっかり集中するというのが大事かなと。何人かの選手には声を掛けていた。その結果だと思います」と、納得した表情を見せた。
▶サッカーのライブを観るならDAZNで!1ヶ月間無料のトライアルを今すぐ始めよう