攻撃的なサッカーで開幕戦白星の曺貴裁監督…「言葉よりも、そういうメンバーを並べた方が伝わる」

開幕戦を白星で飾った湘南ベルマーレの曺貴裁監督がスタメン選びについて語った。

2018明治安田生命J1リーグ第1節、湘南ベルマーレ対V・ファーレン長崎が24日、Shonan BMW スタジアム平塚で行われた。湘南は8分、FWイ・ジョンヒョプが先制ゴール。16分に同点とされるが、80分にMF石川俊輝が勝ち越しゴールを決め、湘南が2-1で長崎を下した。

開幕戦を勝利で飾ったこともあり、曺貴裁監督は「スタジアムの盛り上がりとか、やっぱりJ1でやるのはいいな」と充実感を口にした。

記者からスターティングメンバーの選考理由を問われた曺貴裁監督は、「言葉で何か伝えるより、そういうメンバーを並べた方が選手も前に行く気持ちが強くなるんじゃないかなと思いました」と答える。前へ出るサッカー、攻撃的なサッカーを目指した結果の布陣だ。

そのスタメンの中に、昨季わずか3試合しか出場していないMF松田天馬の名前があった。今日の試合ではボランチに入り、見事なドリブルから先制点をアシストした。

松田を起用した経緯を聞かれると、曺貴裁監督は「去年、われわれのチームでデビューをしています。このオフにも厳しいことを何回も言いましたけど、あれぐらいのポテンシャルがあるのは分かっていた」と答え、「世界の基準で言えば、（当たり前のように）主力になっていないといけない年（22歳）なので」と続けた。

「そういう基準で言うと、まだまだ物足りない」と厳しい言葉を使いながらも、「堂々とアイツらしくやってくれたな。その辺は、漫画の主人公になっただけあるなと思いましたね」と、『イナズマイレブンGO』の主人公・松風天馬に名前が似ているとのジョークを交えながら称賛した。