2017-10-10-nagatomo.jpgGetty Images

「成長は彼ら次第」“先輩”長友佑都、代表経験の浅い選手への想いを語る

「堂々とやってる選手もいれば、怖がってプレーしてる選手もいたんじゃないかな」

この日キャプテンマークを巻いて先発出場したDF長友佑都(インテル/イタリア)は、代表出場経験の浅い選手たちをこう振り返った。

キリンチャレンジカップ2017は10日に日産スタジアム(横浜)で行われ、日本代表はハイチ代表と3-3で引き分けた。

最高の立ち上がりを見せ、17分までに2点を先行した日本。しかし後半開始早々までに同点とされると、78分には強烈なミドルシュートで一時逆転を許した。後半アディショナルタイムに香川真司(ボルシア・ドルトムント/ドイツ)のゴールでなんとか同点に追いついき敗戦は免れたものの、課題が多く残る試合となった。

この試合の先発メンバーの中で最も経験が豊富な長友は、試合後相手のレベルに驚かされたと語っている。

「正直、相手があそこまでやるっていうのは思ってなかったですね。フィジカルも強いし、身体能力も高いし、FWの20番(デュカン・ナゾン)の選手はすごくいい選手でしたね。(半年前のデータとは)全く違いました。データがなかなかなかったんで、監督も分析ができないのは今まで初めてだってくらいだったんでね。まあでも、それでも僕らホームだったんで、やっぱり勝たなければいけない試合でしたけどね。結果的に負けなくてよかったなっていうのが、精一杯言えるところかなと思います」

この一戦では、これまで代表のバックラインを支えてきたDF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)が不在だった。吉田の不在時に3失点を喫したことは、重く受け止めないといけないと振り返っている。

「例えば3点目で麻也がいてどんな対応してたのかっていうのは、分からないです。ただこれまで麻也が中心でディフェンスラインをまとめていたし、そういった中で彼がいない中で3点取られたっていうのは、結果的にはよくはないんでね。センターバックの2人も頑張ってましたけど、やっぱりなかなか3失点するっていうのは僕も含めてディフェンスライン、今日ではGKのヒガシも(東口順昭)含めてちょっと評価されないですよね」

そして経験の浅い選手たちには、ワールドカップまで時間がないことを意識しつつ、「成長は彼ら次第」と話した。

「堂々とやってる選手もいれば、ちょっとオドオドしてるというか、まだ慣れてない、怖がってプレーしてる選手もいたんじゃないかと思いますね。やっぱり経験と慣れも必要になってくると思います。ただワールドカップまでは時間もないし、数試合しかないんでね。どこまで彼らが経験を積んで、堂々とやれるようになるかっていうのは、彼ら次第なんじゃないかなと思いますけど」

過密スケジュールで行われるW杯本戦で戦い抜くためには、選手層の厚さが重要なカギとなってくる。過去2度世界最高峰の戦いを経験している先輩は、若手選手の成長を期待している。

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