Cristiano Ronaldo Real Madrid Bayern Munich UCL 18042017Getty

懸念材料はバイエルンの重圧...判定めぐる過熱報道を危惧するレアル・マドリー

レアル・マドリーは、ビッグマッチで正当な判定が下されるかどうかを気にかけているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でユヴェントスを下して準決勝進出を決めたマドリーだが、第2戦で終了間際にMFルーカス・バスケスが相手DFベナティアに倒されて獲得したPK(クリスティアーノ・ロナウドが得点)が物議を醸した。ジネディーヌ・ジダン監督が「『試合の盗難』を話題にされていることに憤りを感じる」と語れば、MFイスコは「同じ職業において、ふたつの基準がある。恥ずべきことだ」と、ルーカス・バスケスは「アンチ・マドリディスモがあると感じて得要る。あのPKが、イタリアよりスペイン国内で議論されているんだ。マドリーが8年連続で準決勝進出を決めたから、嫉妬しているんだよ」と指揮官に同調した。

17日付の『マルカ』紙面は「レアル・マドリーが試合の盗難を懸念している」と一面トップで報じた。翌日の紙面ではその続報として、CL準決勝で対戦するバイエルン・ミュンヘンがこの過熱報道を利用することを予想。ウリ・ヘーネス会長やカール=ハインツ・ルンメニゲCEOが試合前に判定について何らかの意見を述べるだろうとつづっている。

マドリーとバイエルンは昨季CL準々決勝で激突している。その際にも判定が議論を呼んだ。第2戦の延長戦まで持つれ込んだ一戦は、結果マドリーが2試合合計スコア6-3で勝利を収めている。しかし第2戦の試合では、ハンガリー人主審ビクトール・カサイのジャッジが波紋を呼んだ。バイエルン側はMFアルトゥーロ・ビダルへの2枚目のイエローカード、延長戦突入後のマドリーの2得点がオフサイドポジションから生み出されたものとして、レフェリングに不服を唱えていた。

一方でマドリーは現在、UEFAの審判団決定を冷静に待つ構えを示している。この一連の騒動が8年連続CL準決勝進出によって生み出されたものだとの自覚があり、UEFAが強いパーソナリティーを備えたエキスパートを選任することを望んでいるとされている。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0