2017-11-15-tokyo-urawa-kashiwagi yosuke(C)Getty Images for DAZN

“情けない”と敗退を悔やむ柏木陽介…ノーゴールは「慎三だけのせいじゃない」

浦和レッズは、9日に行われたクラブ・ワールドカップ準々決勝アルジャジーラ戦に、0-1と敗れた。MF柏木陽介は「情けない」と敗戦を悔やんでいる。

前半はペースを握りながらも、FW興梠慎三が絶好機を外すなどゴールを奪えなかった浦和は、51分に失点。その後もチャンスを作るが、最後まで1点が遠く、5位決定戦に回ることとなった。

柏木は、チームの緩みがあったと認めつつ、決定機を決められなかったのを悔やんでいる。

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「まずは決定機を決められなかった。もちろん、慎三だけのせいじゃないけど、チャンスを決め切れなかったことや、スタジアムの雰囲気、相手の入り方の緩さとか、そういう部分で、少しチームとしての油断が生まれたのかなと思います。相手は完全に守ってカウンターしか狙っていない中で、カウンターでやられてしまった。結局ボールは持てているけどチャンスは作れないという、Jリーグの最終節やその前の試合みたいになってしまったのかなと。自分もだけど、自己中心的なプレーも多かったのかな」

10年ぶりにアジア・チャンピオンズリーグを制し、アジア王者として臨んだ浦和だが、大会初戦で姿を消すことに。柏木は自己中心的なプレーが目立ったとし、ACL優勝をふいにしてしまったことを悔やんでいる。

「チームとして最後まで戦わないといけない。1人ひとり、もっとやっていかないと。こういう試合だからこそ、いろんなスカウトとか見に来ているだろうけど、チームのために戦える選手が評価されるべきだと思う。やっぱりACL勝ったのも、皆守備を頑張ってやったから。攻撃に関しても、もちろん皆で攻撃していた。だけど、最終的なところで自分が決めたいとか、ここで一個持ち出せば、自分で何とかできたというところがあったのかな思う。守備に関しても今日はもうちょっといけたんじゃないかなという場面が、全体的に多かったし、切り替えのところも少し遅かったような気がします。見ている人は内容的には良かったんじゃないと思う人も、負けたけど良かったんじゃないと言うかもしれないけど、やっている本人からしたらそれだけのレベルだったよと。その相手に負けたということしか僕の中ではないので。情けないし、何のためのACL優勝やったのか…。正直、頭の中でちょっと整理できていないです」

「負けるかねという…しかもワンチャンスだけで。そういう試合はずっとしたくないと思ってました。大事な試合勝てない、そういう試合をしたくないという中で、自分たちはボールを持ってやろうという気持ちを持って臨んだことはすごく良いことだと思うけど、やっぱりそこで点を取らないといけないし、やっぱり失点してはいけない」

そして「ACLのほうが相手が強かった」と振り返る柏木は、今回の敗退は「情けない」とかたった。

「最後5位決定戦になるけど、今のサッカーは悪くないというのを見せ付けないといけないと思ってます。それをするために全力でプレーするだけ。今日は悔しいというよりも、情けないという気持ちの方が大きい。たくさんの人が夜中に起きて見てくれているわけだし、たくさんのサポーターが今日も応援しに来てくれていて、皆がレアル・マドリーとの試合を見たかったと思うし、皆が(本田)圭佑くんがいるパチューカとの試合を見たかったと思う。それを実現できなかったことも本当に情けなく思うし、アジアのチーム、Jリーグのチームを背負って、僕らはここに出てきたのに、本当に情けない試合をしてしまったなと思います」

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