コッパ・イタリアの記者会見に出席したマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、3冠達成の可能性がある今シーズンの展望を語っている。
首位ナポリを勝ち点差4で追っているユベントスだが、アッレグリはセリエAのタイトルレースはシーズン終盤まで終わらないと予想している。
「シーズンが終わったとき、順位表の一番上にいたものが勝者となる。現在は2チーム(ユヴェントスとナポリ)がセリエAのタイトルを争っているが、そのどちらもがチャンピオンになる可能性がある。土曜日にラツィオと戦って、それからまだ12試合も残っているんだからね」
現在コッパ・イタリア3連覇中のユベントスは、今年もタイトルを取れば前人未到の国内カップ4連覇を達成することになる。イタリア人指揮官はコッパ・イタリアの連覇記録の重要性を認めつつも、一戦必勝の心構えで目の前の試合に臨む必要があると考えている。
「(28日に控えている)コッパ・イタリアのアタランタ戦もセリエAと同じくらい重要な価値を持っている。歴史を紐解いても、かつてコッパ・イタリアを4連覇したチームは存在しないからね。まずはアタランタとの試合に集中すべきだ。ラツィオ戦についてはその後考えればいい」
ユベントスは、足首のケガで戦列を離れていたゴンサロ・イグアインが復帰するなど、首位ナポリ追走に向けて戦力が整いつつある。
セリアA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグで優勝の可能性があり、「我々は歴史を作る大きなチャンスを手にしている」と発言したアッレグリだが、悲願の3冠を達成することができるのだろうか。


