サウジアラビア側から見たアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝はどのように映ったのだろうか。『Goal』アラビア語版で記者を務めるマゲド・ガザル氏に話を聞いた。
ACL決勝第2戦が25日に行われ、浦和レッズとアル・ヒラルが対戦。第1戦を1-1で終えていた浦和はホームでもアル・ヒラルの猛攻に苦しむ。しかし、サポーターの後押しもあり、何とか耐え抜くと終了間際にラファエル・シルバが値千金のゴールを挙げて1-0で勝利した。合計スコア2-1で勝利した浦和が10年ぶりにアジアの頂点に立っている。
ガザル氏はサウジアラビア紙の反応について「とても悲しんでいるね。彼らはチームのクラブ・ワールドカップ出場を望んでいたから」と語る。同様にアル・ヒラルのファンも深い悲しみに陥っていることを明かす。一方で、国内のライバルであるアル・ナスルやアル・イテハドのファンは、ソーシャルメディアで喜びを爆発させているようだ。
また、アル・ヒラルが浦和の前に敗れ去った理由についてはこう分析する。
「チームで最も重要な選手であるカルロス・エドゥアルドの欠場は大きかった。それにより、オマル・ハルビンに大きなプレッシャーがかかってしまった」
さらに、浦和で最高の選手には2試合で重要な得点を決めたラファエル・シルバの名前を挙げている。


