ニースに所属するFWマリオ・バロテッリが約4年ぶりにイタリア代表に招集される見込みだと、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が8日、報じている。
2014年ブラジル・ワールドカップ以降、代表から遠ざかるバロテッリに復帰の兆しが見えた。バロテッリは昨シーズン、ニースに加入するとリーグ戦で23試合に出場、15ゴールを挙げる活躍を見せた。昨年も好調をキープしていた“悪童”の招集を期待する声が上がっていたが、前任のジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督はメンタル面の問題などを理由に招集を見送り続けた。そしてイタリアは昨年11月、スウェーデンとのロシア・ワールドカップ欧州予選プレーオフに敗れ、60年ぶりに本大会出場を逃がすこととなっている。
5日、3月に行われる国際親善試合アルゼンチン戦(23日)およびイングランド戦(27日)に向けて、暫定的ながらもルイジ・ディ・ビアージョ新体制が発足。バロテッリは今シーズンの公式戦25試合において19ゴールをマークするなど好調を維持しており、新指揮官にとって無視できない存在となっている。直前に何らかのトラブルが起きないかぎり、来月の強豪との連戦においてバロテッリが招集される可能性は高い。
また新体制において、ディ・ビアージョはGKジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン)やDFダニエレ・ルガーニ(ユヴェントス)ら若手選手をチームの中心に据える意向だが、ベテランの経験値も重視。40歳のGKジャンルイジ・ブッフォン(ユヴェントス)や33歳のDFジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントス)の招集を検討しているとみられる。一方、DFアンドレア・バルザーリ(ユヴェントス)およびMFダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)の招集は見送られる見込みだ。


