2018-01-04 Jake LivermoreGetty Images

我が子を失ったリヴァーモアに心無い野次が飛ぶ…ウェスト・ハムサポーターが悲劇を揶揄

現地時間2日に行われたプレミアリーグ第22節ウェスト・ハムvsウェスト・ブロムウィッチの一戦は、2-1でウェスト・ハムが勝利を収めた。

だが、この試合におけるウェスト・ハムサポーターの行為が、騒動に発展している。

この試合で先発出場したWBAのジェイク・リヴァーモアは64分に途中交代。ベンチに引き上げる際、ウェスト・ハムサポーターが、リヴァーモアの亡くなった息子について揶揄する言葉を浴びせたという。リヴァーモアはその野次を耳にするとともにサポーターへ詰め寄り、一触即発の状態となった。

『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが報じたところによると、この行為を受けて、イングランドサッカー協会(FA)とホーム運営のウェスト・ハム、そしてWBAは、この騒動の発端になった人物の特定を進めている模様。確認次第、このサポーターには処罰が下される可能性が高いという。

リヴァーモアの所属先であるWBAはクラブの公式メディアを通して『後半に途中交代したジェイクは、心無いファンから言葉で攻撃を受けた』との声明を発表している。なお、この騒動についてロンドン警察も聞き取りを行っており、刑事問題に発展する可能性もあるとのこと。

1989年生まれ、現在28歳のリヴァーモアはトッテナムやハルでプレーし、16-17シーズンの途中からWBAに在籍している。2014年には生まれたばかりの愛息を亡くしてうつ状態になり、薬物に手を出して翌年にはコカイン陽性反応が出たという経緯があった。亡くなった息子に対する野次を受け、リヴァーモアも心中穏やかな状態ではいられなかったようだ。

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