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徳島戦で課題見えた大宮アルディージャ、求められることと光明とは…

甘くない。大宮アルディージャは真冬の寒さ残る3月にJ2の厳しさを痛感させられ、少なくない課題が露呈した。試合後、ホームのサポーターから選手たちにブーイングが送られたことからも、求められることが少なくないことはうかがえる。

大宮は10日、明治安田生命J2リーグ第3節で徳島ヴォルティスと対戦。ホームでの一戦は0-1と敗れ、連敗となった。リカルド・ロドリゲス監督率いる徳島は、足元へしっかりとつなぐスタイルを敵地でも貫き、大宮を苦しめている。

90分を通してのボール支配率は42%:58%となったが、時間帯によっては徳島が8割近い保持率を記録。それでも、石井正忠監督は試合後、ボールを持たれる時間帯は長くなると予想していたとし、プレスをかけることによって相手にロングボールを蹴らせることはできていたと一定の満足感を示す。

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一方で、奪った後のつなぎでミスが多かったのも事実。指揮官は「せっかく奪ったボールを失った回数が前半から多くて…」と語れば、大前元紀も同じ点を指摘した。さらに、背番号10はチームとして徳島のスタイルに受け身になりすぎたと話す。

「自分たちからアクションを起こすのが遅かったかなと。相手がボール回してくるのもわかっていたし、自分たちから取りに行って奪えたシーンもあったけど、相手のボール回しに付き合いすぎたというか、もうちょっと行ってもよかったかなっていうのもありますね」

失点は相手のスーパーゴールでやや不運と考えることもできるが、セットプレーからの失点は開幕から3試合連続。シーズンを勝ち抜くためには守備の整備が不可欠と言える。

とはいえ、光明も見えた。初スタメンとなったGK笠原昂史が好セーブを連発。「結果として失点して負けてしまったので、何の意味もなかったかなと思いますけど」と語ったものの、選手個人としてチャンスを活かしたことはポジティブに捉えられるだろう。

ラストプレーではコーナーキックからGK笠原のヘディングシュートがバーに弾かれるシーンも。上がっていったことについては「僕が合わせるというより、相手のGKにとって邪魔になることができれば」と意図を語る。勝ち点0を1とすることができず、終了の笛が鳴ったと同時に、芝を拳で叩いて悔しがった笠原。その姿勢は次につながるものになるはずだ。

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