徳島ヴォルティスのリカルド・ロドリゲス監督が東京ヴェルディ戦を振り返りつつ、今シーズンを総括した。
第41節を終えた時点でJ1昇格プレーオフ圏内の5位につけていた徳島だったが、19日に行われた最終戦で東京Vに1-2で敗れ、プレーオフ圏外に転落。J1挑戦への夢が絶たれた。
ロドリゲス監督は「チャンスも相手より作れたと思うし、全体的に見たらうちの方が試合を支配して進められた」と東京V戦を振り返る。
「後半立ち上がり、同点に追いついて、そこからまた2点目を取れるチャンスを作ったんですけど、そこで決めることができなかった」と追加点を決めきれなかった点を悔やんだ。そして「最後の最後に失点をしてしまった。相手よりも多くチャンスを作っても、最後に決められないチームは勝ちを逃してしまう。それがサッカーなんだだなと思う」と唇を噛みしめた。
大逆転で7位に転落した徳島にとっては、受け入れがたい現実。ロドリゲス監督が「サッカーというのは非常に残酷なスポーツ」と例えるほどショックは大きい。
それでも「今シーズンに関しては非常に良いサッカーができたし、新しいスタイルで貫き通せた。選手を誇りに思う」と、チームの働きを評価しつつ、シーズンを総括。
「このチームは若い選手が多いので、こういった経験を糧にして次に進んでほしい」と、今後に向けて期待を込めたロドリゲス監督。「ショックは大きいけど、もっと強く戻ってくれるように準備していきたい」と、悲劇の敗戦から束の間、来シーズンへ向けて気持ちを切り替えていた。
