YamalGetty Images

復活のハフィーニャ2アシスト、ヤマル弾に加えてダニ・オルモ2発!バルセロナがアラベス撃破…レアル・マドリーを抜いて暫定首位に

29日のラ・リーガ第14節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのアラベス戦を3-1で制した。

ミッドウィークのチャンピオンズリーグ・チェルシー戦で、0-3の敗戦を喫したバルセロナ。アラウホの退場もあったものの、完敗と言えるほどチェルシーに圧倒された内容だった。試合直後、フリック監督は「私たちは異なるバルサを目にすることなる。約束しよう」と語っていたが、そのような姿をアラベス戦から見せられるのだろうか。

負傷でフェルミン、胃腸炎でアラウホを欠いたドイツ人指揮官は、ベルナルを15カ月ぶりに先発させ、また負傷明けのハフィーニャも2試合ベンチスタートとした後にスタメンに含めた。全スタメンはGKジョアン・ガルシア、DFエリック・ガルシア、クバルシ、ジェラール、バルデ、MF後列ベルナル、カサード、前列ヤマル、ダニ・オルモ、ハフィーニャ、FWレヴァンドフスキ。

試合はキックオフから1分後に動いた。得点したのは、アラベス。CKからファーサイドに飛び込んだパブロ・イバニェスがネットを揺らした。

いきなりビハインドを負ったバルセロナだが、スタメン復帰のハフィーニャが躍動した。同点弾を決めたのは8分のこと。バルデのスルーパスからハフィーニャがペナルティーエリア内左に侵入して、ゴールライン際にマイナスのクロスを送る。ニアサイドのダニ・オルモはこのボールに合わせられなかったが、ファーに詰めたヤマルがゴール上部にシュートを突き刺した。

同点に追いついたバルセロナは、いつものようにハイラインの脆弱性を見せるものの、ジョアン・ガルシアの超絶セーブも飛び出して失点を回避。そして、25分にスコアをひっくり返した。ハフィーニャが再び、弾丸のようなスピードで左サイドを駆け抜け、中央にボールを折り返すと、今度はダニ・オルモが枠内に押し込んでいる。

1点リードで前半を終えたバルセロナ。フリック監督はハーフタイム、鼻骨を骨折している顔面に打撃を受けたエリック・ガルシア、イエローカードを1枚受けているベルナルをクンデ、ラッシュフォードと交代させた。

後半、バルセロナはレヴァンドフスキ、ヤマル、オルモらがシュートチャンスを迎えながらも決め切ることができない。フリック監督は60分に3〜4枚目の交代カードを切り、レヴァンドフスキ、フェランを下げてハフィーニャ、負傷明けのぺドリをピッチに立たせた。

その後もボールを保持してアラベスを攻め立てるバルセロナだったが、3点目は遠いまま。フリック監督は83分にクバルシをクリステンセンに代えて交代枠を使い切る。終盤、同点を狙うアラベスはバルセロナのDFラインの裏を果敢に突こうとしたが、バルセロナは冷静にオフサイドトラップを仕掛けながらチャンスを許さず。そして後半AT、ダニ・オルモがトドメとなるゴールを決めた。背番号10はヤマルとのワン・ツーからペナルティーエリア内に入り込み、右足のシュートでネットを揺らした。

バルセロナは2点リードで試合終了のホイッスルを迎え、ラ・リーガ3連勝。勝ち点を34に伸ばし、レアル・マドリーに2ポイント差をつけて暫定で首位に浮上した。全体的なパフォーマンスはまだ改善の余地がありながらも、ハフィーニャやぺドリといった主力の復帰、ダニ・オルモやヤマルの復調がチームに勢いを与え始めている。

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