セリエAは2日に第10節が行われ、インテルは敵地でヴェローナと対戦した。
前々節にナポリとの大一番を落としたが、前節はフィオレンティーナに3-0と快勝、勝ち点18で3位につけるインテル。首位ナポリとは4ポイント差の状況で、今季未だ勝利のない18位ヴェローナと対戦した。先発にはラウタロ・マルティネスやボニーが入り、注目の20歳FWエスポージトはベンチに座っている。
インテルは開始3分、ボックス内に飛び込んだジエリンスキが決定機を作ると、7分にもDFラインの背後を取ったラウタロ・マルティネスが飛び出したGKの位置を見てループを狙ったが、ネルソンの懸命な守備に阻まれている。
それでも16分、インテルが先制に成功。チャルハノールがCKをマイナスへ送ると、走り込んだジエリンスキがダイレクトで丁寧なボレーを叩き込んだ。見事なサインプレーで、アウェイチームが幸先よくリードを奪った。
インテルは先制後もボールを保持して試合を支配していたが、40分にヴェローナも反撃。速攻からボックス右に侵入したジオバネが鋭いシュートを突き刺した。ヴェローナはアディショナルタイムにも決定機を作ったが、シュートはポストに直撃。前半は1-1で折り返す。
後半頭にも決定機を許したインテルは、55分に3枚替えを敢行。ドゥンフーリス、バレッラ、エスポージトを投入して状況の打開を図る。さらに65分、ディマルコも送り出して勝ち越しを狙う。しかしその直後、パスミスから相手にボールを渡してピンチを迎え、ジオバニをビセックがファールで止める。決定機阻止で一発退場の可能性もあったが、判定はイエローカード。インテルは判定に救われる格好となる。
その後インテルは、72分にエスポージトのヘッド、74分にディマルコがチャンスを迎えたものの、追加点には至らない。それでも後半アディショナルタイム、インテルが劇的な勝ち越し弾を奪う。バレッラのクロスにフラッテージが触ると、これが相手に当たってゴールイン。オウンゴールが決勝点となり、インテルが2-1で勝利を飾った。
この結果、インテルは勝ち点を21まで伸ばすことに成功。暫定首位のナポリとの差を「1」まで縮めることに成功した。
