ベガルタ仙台が26日、FW平山相太の現役引退を発表した。
平山は筑波大学を卒業後、オランダのヘラクレスで活躍し、2006年に帰国。FC東京で10年にも渡りプレーしたあと、2016年からはベガルタ仙台でプレーしていた。かつてはアテネ・オリンピックで日の丸を背負ったが、近年はケガに苦しみ、昨季はリーグ戦の出場がゼロで終わっている。
平山自身もケガが引退を決断する大きな要因となったことを認めている。
「度重なるけがのため、現役から退き、引退することを決断いたしました。まず、開幕前の大事な時期にクラブに迷惑を掛けてしまうことを申し訳なく思っています。また、決断を尊重してくれたことに感謝しています。1年という短い期間でしたが、監督、スタッフ、選手、ベガルタ仙台に関わる全てのみなさまから親切にしていただき、クラブの一員だと実感できました。そして、もっともっと強く成長していくクラブだと確信しており、ファン、サポーターのみなさまにはこれからも応援していただき、温かく見守ってほしいと思います」
また、同時に古巣FC東京への思いも吐露した。
「11年間在籍しましたFC東京には、自分の家のような感覚を持っています。喜び、楽しさ、悔しさ、悲しみ、たくさんの思い出があります。多くの方々との出会いも宝物です。2010年にJ2降格が決定し、絶望感の中にいる状況でも応援し続けてくれたファン、サポーターのみなさまの言葉が今でも忘れられません。これからもFC東京は強くなり、大きくなると思っています」
「小学生からサッカーを始め、小倉東サッカースポーツ少年団、ながながSC、田原中学、国見高校、筑波大学、現在までご指導いただいた方々のおかげで今日までプロサッカー選手としてプレーすることができました。今でも先生方、監督は自分の憧れ、夢、目標です。ご指導いただきありがとうございました。最後に、どんなときも笑顔で支え続けてくれた妻と子どもたち、15歳で家を出て心配ばかりかけてしまった両親に心から感謝しています。本当にありがとう。これからもよろしくお願いします。13年間たくさんのご声援、本当にありがとうございました」
平山はJ1リーグ戦で通算168試合に出場し、33得点を記録していた。
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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』
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