2018-03-03-sendai-Hirayama_Sota(C) J.LEAGUE

平山相太氏「一番苦しい時に声援と応援をいただいた感動を糧に」…FC東京対仙台後の引退セレモニーで

明治安田生命J1リーグ第2節が3日に行われ、FC東京とベガルタ仙台が味の素スタジアムで対戦。試合は1-0で仙台が勝利。開幕2連勝を達成した。この試合後、昨季限りで現役を引退した元日本代表FW・平山相太氏の引退セレモニーが行われた。

平山氏は筑波大学を卒業後、オランダのヘラクレスで活躍し、2006年に帰国。FC東京で10年にも渡りプレーした後、2016年からは仙台でプレーしていた。かつてはアテネ・オリンピックで日の丸を背負ったが、近年はケガに苦しみ、昨季はリーグ戦の出場がゼロで終わっている。平山氏もケガが引退を決断する大きな要因となったことを認めている。

その平山氏はスーツ姿でピッチに登場。「こんにちは、お久しぶりです。二度と味の素スタジアムに、このピッチに立つことはないと思っていましたが、今回このような、本当に盛大な引退セレモニーを開いていただきまして、ありがとうございます」と述べた後、まずは仙台サポーターに向けたメッセージを語った。

「まず初めにベガルタ仙台のファン・サポーターの皆さんに話したいです。ベガルタ仙台からオファーをいただいた時に、まず思ったのは、ユアスタでのファン・サポーターの応援と声援が選手の絶大な後押しとなっていて、それを自分が受けられるのだなと楽しみにしていました。結果的にユニフォームを着て声援と応援を受けることはできなくて、たぶん自分のサッカー選手の中で、唯一の心残りになると思っています」

「ですが、ベガルタ仙台で引退を決めて、そこで出会ったご縁があって、自分の第二の人生を進むことができました。だからベガルタ仙台に移籍して後悔はないし、とても良かったと思っています。そのご縁を大事に、これからの第二の人生を歩んでいきたいと思っています。また仙台で大学生になるのですが、見付けた時は声を掛けてください」

平山氏がこのように語ると、仙台サポーターから“相太コール”が鳴り響いた。続いてFC東京サポーターに語り掛ける。

「そしてFC東京のファン・サポーターの皆さん、たくさんの思い出があって、ナビスコカップの優勝だったり、天皇杯優勝とか、たくさん良い思い出がある中で、自分が一番印象に残っているのは、京都で降格が決まった後のサポーターの声援と応援です。今回自分が引退を決めた時、その降格が決まった後の声援と応援が自分の中で響きました。そしてこれから人生の中で苦しい時があっても、その声援と応援が、また自分の中で響いて、自分が前進するための後押しになってくれると思います」

「これから自分の第二の人生が始まりますが、仙台に移籍して出会ったご縁、第二の人生に進むことになったご縁、そしてFC東京で一番苦しい時に声援と応援をいただいたあの感動を、これから自分の第二の人生の糧としたいと思います。本当にありがとうございました」

挨拶を終えると、FC東京サポーターは平山氏の応援歌を送った。FC東京でともにプレーした石川直宏氏、羽生直剛氏から花束贈呈された後、平山氏はスタジアムを一周、ファン・サポーターとの別れを惜しんだ。

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