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常態化していた奈良クラブの観客数“水増し申告”…Jリーグは「大変重大かつ遺憾」と声明

Jリーグは7日、JFLに所属する奈良クラブが、ホームゲームの入場者数を不正に申告していた報告を、同クラブから受けたことを発表した。今後、事実関係を確認し、対応を検討していくという。

ことの発端となったのは、一部ユーザーが11月29日にSNSの投稿で観客席の写真とともに入場者を水増ししているとの指摘だった。奈良クラブが7日に発表した調査報告によると、水増しが行われた対象試合は2015年から2019年のJFL。入場者として認められていない人をカウントしたうえで、最終的に集計された数字を割増しし、公式入場者数として発表していたという。

同クラブは水増しが行われた背景に「2015年度にJFL参入後、J3昇格基準である年間入場者数3万人を達成するため、なるべく多く見せたいとの気持ちが働き、徐々に水増しすることが常態化していきました」と報告。「本年は水増しを止めようと開幕戦に臨みましたが、開幕戦・2試合目と入場者数が伸びず、このままではシーズン早々に年間3万人を達成できないことが確定してしまうとの危機感から、2試合目から水増しが再開され、その後常態化し、シーズン終了まで続きました」と水増しが常態化していたことを明かした。

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そのうえで「今後はこのようなことが再び起きないように以下の対策を徹底し、規定に則った運営に努めてまいります」とし、今後は「入場口でのカウンター計測人員を増員し、正しい計測ができるよう努める」こと、「JFLと相談の上、入場者数の集計用紙に対するチェック機能を強化する」こと、「試合当日の集計用紙は1年間保管する」ことを徹底するとした。

同クラブは「ファン・サポーター、パートナー企業、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今回のことを教訓とし、これまでの悪しき習慣を断ち切り、皆様に愛されるクラブとなれるように、信頼回復に努め精進してまいります」と謝罪の言葉を記していた。

奈良クラブの調査報告を受けてJリーグも同日に声明を発表。「百年構想クラブのJ3リーグの入会審査にあっては、JFLリーグ戦における1試合当たりの平均入場者数をその審査要件の一つとしております」と説明したうえで、「本件はJ3入会申請内容の信頼性を大きく損なう事象として、大変重大かつ遺憾に思います」とコメント。「Jリーグとしましては、同日、JFLに対してリーグ戦全般の適正な運営を依頼」したことを公表している。

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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です

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