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明治安田生命J1リーグ

川崎F復活の原動力“選手層の厚さ”。仙台戦で脇坂とジェジエウが示したもの

13:01 JST 2019/05/05
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リーグ連覇の川崎フロンターレが、ここにきて調子を上げている。開幕当初は4戦白星なしと苦しんだが、3日に行われた明治安田生命J1リーグ第10節でベガルタ仙台を3-1で下し、4連勝。順位も3位まで浮上した。その要因はどこにあるのか? この仙台戦から見えた復活の原動力を探る。

■主力が次々と離脱するも…

今季は、主力の負傷離脱が目立つ川崎フロンターレ。シーズン序盤から、大島僚太、守田英正、その後、阿部浩之、中村憲剛、車屋紳太郎らも離脱。大島、守田は復帰したものの、2日には、トレーニング中に奈良竜樹が左ひざ内側側副じん帯、内側半月板を損傷し、4ヶ月の長期離脱となることが発表された。この日はさらに、直近5試合4得点と好調だった知念慶、そして家長昭博を欠いた。

だがさすが、王者川崎と言うべきか。誰かが欠場すれば、その機会を逃すまいとばかりに、次々と新星が輝き出す。直近では大島の不在を機に、一気に頭角を現した田中碧がその好例だ。そして、この日新たな輝きを見せたのが、ここまでなかなか出番がなかったDFジェジエウとMF脇坂泰斗。ケガ人が続く苦しいチーム事情のなかで、抜擢された二人が指揮官の期待に応えてみせた。

■チャンスをつかんだ選手が残した結果

センターバックを務めたジェジエウは、今季初出場。負傷で長期離脱となった奈良竜樹の代役に急きょ抜擢されると、強じんなフィジカルと正確なポジショニングでハモン・ロペスをシャットアウトした。

等々力のスタンドもジェジエウの好プレーにすぐさま反応する。リーグ戦初出場ともあって実力が未知数だった背番号4がボールに触れるたび、好奇心に満ちたどよめきが、やがて拍手喝采へと変わっていった。

選手たちの反応も同様だ。右サイドバックの馬渡和彰が「めちゃくちゃ良かった」と賞賛すると、CBでコンビを組んだ谷口彰悟も「想像以上に素晴らしかった」と信頼を口にする。ジェジエウ本人も「自分の特長を見せることができてうれしい」と振り返った。

試合後の記者会見では、鬼木達監督が球際の重要性を強調した。攻撃的な側面がフォーカスされがちなフロンターレにあって、ジェジエウのプレーは指揮官にとって収穫だったに違いない。

一方、トップ下に入った脇坂も、前半に2アシストと印象を強く残した。まずは13分、小林悠に丁寧なパスで先制点をお膳立て。続く37分には、右サイドから素早いクロスを送り2点目のアシストも記録。試合の流れを大きく引き寄せた。

小林悠が、「(中村)憲剛さんは完全なパサーっていうタイプですけど、泰斗は動きながらのプレーがあるのでスピード感がある」と説明するように、脇坂の特徴は「動きながらプレーに絡む」ことにある。

この脇坂の起用が、フロンターレに良質な化学反応をもたらした。本人はプレーの狙いをこう話す。

「ここ最近、ウチらしい、ボールをポゼッションするサッカーがあまりできていなかった。落ち着きもそうですし、すぐターンしてパスを出すっていうところもそうですし、そういった違いを出していこうと心がけてやりました」

鬼木監督も、「脇坂の活躍については予想していた」と振り返った。潤滑油としての役割に加え、得点に絡むことを期待してピッチに送り出された生え抜きの”王子”は、2アシストという結果を出した。

川崎Fはこれで4連勝。馴染みの薄い顔ぶれにもかかわらず、チャンスをつかんだ選手がきっちり結果を残した。内容も伴う充実ぶりが、選手層の分厚さを物語る。勝利のサイクルに入った王者が、ようやく“らしさ”を取り戻しつつある。

文=大川佑

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の記事です