川崎F・大久保嘉人、サポーターの声援に応える復帰弾…敗戦も「落ち込む必要はない」

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2年ぶりに川崎フロンターレに復帰したFW大久保嘉人が早速結果を残した。

FUJI XEROX SUPER CUP 2018が10日に行われ、昨季J1王者の川崎フロンターレは、天皇杯優勝のセレッソ大阪に2-3で敗れ、今季初タイトルを逃した。この試合でFW大久保嘉人が川崎Fの選手として2年ぶりの復帰を果たした。

ハーフタイム、埼玉スタジアム2002に響き渡る川崎Fサポーターの大久保嘉人チャント。背番号「4」を身に着けたベテランFWが後半からMF中村憲剛に代わって出場。2年ぶりに川崎Fの選手としてピッチに立った。

大久保は昨季、4シーズン過ごした川崎Fを去り、FC東京へ加入。しかし、わずか1シーズンで古巣へ復帰することを発表。1年で復帰したことについては賛否両論あるが、新体制発表会で「もちろん批判されるでしょう」と、自身もよく理解した上で「でも関係ないですから。批判する人たちが俺の代わりにやってくれるのならいいですけど、やるのは俺だから。サッカー人生の17年間、ほぼ批判されていますからね」と、批判を気にせずに自身のプレーに集中したいと語っていた。

その大久保を後半から投入した川崎Fは47分、細かなパスから左サイドを抜け出した大久保が怒涛のドリブルでペナルティエリア内に進入。ゴールこそならなかったが、その攻撃的な姿勢に間近で声援を送るサポーターのボルテージが一気に高揚。スタジアムの雰囲気がガラリと変貌を遂げる。

「大胆さが欠けていたので、いってやろうと。負けていたし」

試合後にそう語った大久保は、復帰初戦は前線ではなく、トップ下として出場。中盤と最終ラインの間まで下がり、積極的に顔を出すなど組み立てにも参加。前半になかった前への推進力をもたらした。

1-3で迎えた後半アディショナルタイム、途中出場の長谷川竜也がペナルティエリア内左からグラウンダーのクロスを供給すると、走り込んでいた大久保が反撃ののろしを上げる1点。千両役者がカムバックを告げる一撃を決めてみせた。「久々の感覚でしたね。キターっていう感覚」と表現し、「個人的には大きかった」と復活弾を振り返った。

大久保のゴールで再び1点差に迫った川崎Fは、押せ押せムードで攻勢を仕掛け、何度もC大阪ゴールを強襲。しかし、あと1点が遠く2-3で敗戦。昨季ルヴァンカップ決勝のリベンジを果たすことができなかった。

「課題はいっぱい見つかった。でもACLもすぐに始まるし、短い期間で調整して最後によかったねと思えるようになればいい。ここで負けたからといって、落ち込む必要はない」

敗戦も自らの一撃で確かな存在感を示した大久保。試合後も鳴りやむことがなかったサポーターの大久保コールに応えるべく、いよいよ開幕するリーグ戦でゴールを量産する準備はできている。

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