明治安田生命J1リーグ第28節が30日に行われ、等々力陸上競技場では川崎フロンターレとセレッソ大阪が対戦した。試合は5-1で川崎Fの勝利。試合後、45分に追加点を決めた川崎FのFW小林悠が試合を振り返った。
川崎Fは19分に先制すると、45分にFW小林悠のシュートが決まり、2-0で前半を終える。小林は「勝負どころとなる時間帯に2点目というのは大きかった」と話す。また、J1第9節・C大阪戦の45分にPKを失敗。0-2で敗れたことを踏まえて「悔しかった思いをぶつけました」と、力強く語った。
C大阪にも勝利を収め、これで川崎Fは9試合負けなし。首位・鹿島アントラーズとの勝ち点差は5に縮まった。小林は「大勝負というか、上位の（チームが）相手とか、勝たなきゃいけない絶対って試合で、いい試合をできている」と、現在の順位に手ごたえを感じているようだ。
さらに、メンタルの重要性を以下のように説明する。
「鬼木さん（鬼木達監督）は試合前のミーティングなどで、『やらなきゃいけない』という気にさせる。フロンターレのサッカーは良いサッカーですけど、一番大事なのは気持ちだと、毎試合言ってくれる。そこはキャプテンとしてもありがたい。戦うこと、球際とかを強く言ってくれるのは鬼木さんの良さ。良いサッカー+気持ち。そこが今季のフロンターレの強さ」
川崎Fは、AFCチャンピオンズリーグ準々決勝・浦和レッズ戦で逆転負けを喫するなど、気持ちが折れそうな時期もあった。しかし、小林は「あんまり良くない試合や負けた試合の後に、しっかり勝つことができている」と説明。さらに、「こういう試合を1試合1試合、続けていければ、もしかしたら最後に、タイトルが見えてくると思います。それを信じて僕たちは戦っていくだけ」と続けた。
「選手全員が自分のことに集中してました。もちろん、上位のチームの結果とかが気になる中でしたが、みんな自分に専念できていた。それが良い結果につながることが、今日また分かったので、毎試合こういうことを続けていければ」と今後の展望を語った。