2017-08-23-kawasaki-kengo nakamura(C)Getty Images

川崎F・中村憲剛「あ、これ、俺行けるな」…1点目のアシストを振り返る

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第1戦が23日に行われ、等々力陸上競技場では川崎フロンターレと浦和レッズが対戦した。試合は3-1で川崎Fが勝利。試合後、川崎FのMF中村憲剛が、自身のアシストや次戦に向けた意気込みを語った。

引いて守り、カウンター攻撃を仕掛けようする浦和。中村は序盤を「こういう大会ですし、向こうも慎重に入ってくると事前に言ってましたからね。そういう相手を最初からこじ開けるのは正直、簡単じゃないですよ。能力ある選手たちも多いですし」と振り返る。加えて川崎Fの選手たちも硬くなっていた。そうした中、中村は普段通りに見えたが「完全に年取ってるだけ。ホームだし、そんなビビる必要もない」と、ベテランらしい頼もしい言葉を発した。

「自分たちがボールを保持できていたので、『どこが空いてくるかな』と探っていた。自分たちがボールを握れば、絶対そのチャンスは出てくると思ってた」と話す通り、川崎Fは33分、FW小林悠が先制点を挙げる。このゴールをアシストしたのは中村だ。中村はペナルティエリア手前でMF家長昭博に短い縦パスを出すが、家長は触れず。結局、中村が自身で拾い、小林に折り返した。

このシーンを振り返り、「たまにはドリブルもあるんだよ」とおどける中村。「アキ(家長)とワンツーをしようと思った」ものの家長とのタイミングは合わなかったが、ボールの勢いがゆるかったため「あ、これ、俺行けるな」と判断し、ペナルティエリアの深い位置まで進入する。ここから自身でシュートを打つ選択肢もあったが、中村は「(小林)悠が見えたので出しちゃいました」と、折り返しを選択した理由を説明した。

「1点返されましたけど、3点目を取れた。本当に小さくない勝ち」だと、3-1での勝利に満足した様子の中村。しかし、油断はしていない。「レッズも新しい監督になり、まだ日が浅い。次は1カ月後なので、僕らもどういう調子になっているか分からない。点差だけは覚えて、正直、今日のことは忘れていいんじゃないか」と、次戦に向けた意気込みを語った。なお、24日に日本代表が発表されるが、その問い掛けには「そっちを見てサッカーやってないので」と、あくまでも「クラブでしっかりプレーする先にあること」だと答えた。

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