明治安田生命J1リーグ第28節が9月30日に行われ、等々力陸上競技場では川崎フロンターレとセレッソ大阪が対戦。試合は5-1で川崎Fが勝利を収めた。日本代表に選出された川崎FのDF車屋紳太郎は試合後、快勝のゲームを振り返った。
2位の川崎Fは、この白星により、首位・鹿島アントラーズとの勝ち点差を5に縮めた。車屋は「相手がどうあれ自分たちのサッカーをしようという話はしてた。あとは勝ち続けるしか優勝の可能性はないので、そういう意味でもいい試合ができた」と納得の表情を見せる。「得点の時間帯もすごく良くて、1失点はもったいなかったですが、それ以外はパーフェクトだったんじゃないかな」と会心のゲームを評価した。
52分、車屋が左サイドの深い位置からFW小林悠へ浮き球のクロスを供給。小林が相手DFと競り合ってボールは流れてしまうが、これに反応したDFエウシーニョがダイレクトに右足を振り抜き、川崎Fが3点目を奪った。このシーンについては、「悠くんから、ああいうボールをよく要求されてる。ちょっとふわんと浮く感じで、いいところに蹴れた」と自画自賛。さらに「相手の形とか見ながら。小さい選手だったらアーリークロス、速いボールを入れることは意識してます」と続けた。
車屋は、10月に行われるキリンチャレンジカップ2017に臨む日本代表に選出されている。「正直(選ばれて)驚いてるっていうのが一番です」と率直な思いを語る。「対人プレーは自信を持ってるし、攻撃も守備も両方やらなくちゃいけない。フィジカル的にも、すごくやらなくちゃいけない。それをもっと代表で身に付け、もっとタフに戦う選手にならないと」と、意気込みを見せた。
FIFAワールドカップへの思いを聞かれると、「あの舞台に立ちたいっていうより、まずはプロになりたいっていうのが一番だった」と、思ってもみなかったチャンスであると述懐。それでも「代表に入れて、狙える位置にいると思うんで、ちゃんとチャンスを大切にしてやっていきたい」と、さらなる飛躍を誓った。
