明治安田生命J1リーグ第10節が5月5日に行われ、等々力陸上競技場では川崎フロンターレとアルビレックス新潟が対戦した。試合は3-0で川崎Fが勝利。川崎Fは5試合ぶりの白星、新潟は3連敗となった。試合後、全得点に絡んだMF阿部浩之が、試合を振り返った。
「いや、できすぎですね」と、全得点に絡む活躍に満足した様子の阿部。フラッシュインタビューでは「やっと馴染めました」と話したことについて聞かれると、「ちょっと笑ってくれるかなと思って」と笑いを誘った後、「チームにはもう全然馴染めているので」と付け加える。実際、FW小林悠も「全部イメージを共有できていた。頭の中で完璧だった」と話していた。
4月30日に行われたJ1第9節・セレッソ大阪戦は0-2で敗戦。その試合後に「チームと話がしたい」と話していたが、その真意を問われると阿部は、「プレーうんぬんではなくて、気持ち的な部分でチームがひとつになれたと思います」と、メンタル面について話をしたことを示唆。「失点ゼロで終えられたことが、一番まとまれるんじゃないかと思います。良い試合しても失点をしたら、ちょっとガクッとなったりするし、そういう意味ではしっかり最後まで集中できた」と、無失点で勝利を収めたことの重要性を述べた。
新潟戦は1トップとして先発、途中から小林と2トップを組んだ。そのことについては「あまり形にはこだわってなくて、みんなが連動して相手が捕まえにくいポジション取りをできれば一番良いと思ってるんで。そういう意味では2トップになってから、うまく行ったかなとは思います」と、形よりも、相手にとって嫌なポジションを取れることが大切だと強調した。
