1-1で迎えた55分、DF登里享平のゴールが決まり、川崎フロンターレは勝ち越しに成功する。しかし、後半アディショナルタイムにPKを献上。メルボルン・ビクトリーと2-2で引き分け、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)初白星を逃す結果となった。そのため、ゴールを決めた登里も「結果につながらなかった。それが全てです」と、表情は暗い。
「ラストのところはハードワークをしないといけなかった」と、2失点目を悔いる登里は「全体的にアプローチというか、寄せきれていない部分がありました。そういうところは90分間しっかりとハードワークして、球際もルーズにしないことが必要」と続けた。
結果的にDF奈良竜樹が自陣ペナルティエリア内で相手を倒し、PKの判定となったが、その前から守備に乱れが生じていた。その指摘に登里は、「つなぐべきところ、しっかりとクリアすべきところ。流れを読みながら、ゲームをコントロールしていかないと難しい」と、チームとしての課題を挙げる。
そして「勢いがある時に相手を押し込まなければとは思いますね」と、フィニッシュの精度にも言及した。
ACLを3試合終えて勝ち点1。あとのない川崎Fにとり、13日にアウェイで行われるACL第4節、メルボルンV戦は正念場となる。


