JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦が8日に行われ、等々力陸上競技場では川崎フロンターレとベガルタ仙台が対戦。試合は3-1で川崎Fが勝利を収めた。この結果、2試合合計スコアを5-4とした川崎Fが決勝に進出。川崎Fの鬼木達監督は試合後、記者会見でタイトルへの意気込みを語った。
鬼木監督は「一番に選手に伝えたのは『タイトルへの執念を見せよう。素晴らしい舞台をサポーターが必ず用意してくれているはずだから、我々も素晴らしいプレーを見せよう』ということ。1人少なくなりましたけれども、最後まであきらめることなく、追加点も取れました。非常にいいゲームをしてくれた」と、選手たちをたたえる。
52分、DF奈良竜樹が2枚目のイエローカードで退場となり、59分に失点。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦・浦和レッズ戦(1-4で敗戦)と似た展開になった。しかし、悪夢は繰り返されなかった。66分にMF長谷川竜也を投入すると、その長谷川は90分に追加点を奪い、起用に応えた。「守備のところと前に出て行くというところで、竜也を入れました。戦術的なところをみんなに伝えてもらうのと、攻撃もしっかりやるように」指示したという。
「(ACLでの敗戦に)すごく学んだことが多かったですね。守って、という形ではなくて、どこかで攻める形を取らなくてはいけない。そういう選手をベンチにも置きましたし、いろいろな状況を想定して戦いました。延長になったら厳しいなと思ったので、とにかく90分でケリを付けるための投入ということになりました」と采配の意図を説明した。
鬼木監督は「自分たちらしいサッカーをしっかりやれば、ああいう得点は必ずもっと増えると思っていた。我々らしい得点だったと思います」と、MF三好康児の2ゴールも含め、この試合の3得点には満足げ。「またすぐ戦いがありますので、来週Jリーグのほうで、もっと点が取れるように詰めていきたいと思います」とリーグ戦へ向けて気合いを入れた。
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