日本代表は1日、さいたま市内で2018FIFAワールドカップ(W杯)ロシア・アジア最終予選のサウジアラビア代表戦に向けて練習を行った。GK川島永嗣が取材に応じ、これまでの代表チームとの違いなどを語った。
日本代表はオーストラリア代表に勝利を収めてW杯出場権を獲得。一晩明けて「気持ちはもうね、最高ですね」と語る川島。「昨日の夜っていうのは、みんなにとって最高の夜だったんじゃないのかな」と、ほおを緩ませた。
2010年の南アフリカW杯と2014年のブラジルW杯に出場している川島から見て、過去2回の日本代表と、今回の日本代表に違いを感じているのだろうか。川島は「(今の日本代表は)未知の可能性が今まで(の日本代表)より確実にある」と語る。
「昨日の(オーストラリア代表との)試合もそうですし、新しく入ってきた選手が結果を残せるのは、なかなかない」と、ゴールを決めた浅野拓磨、井手口陽介を筆頭とする若手の活躍を称賛。さらに、「またここから1年間、そういう可能性ももちろん出てくる」と、さらなる若手の台頭にも期待をする。
W杯への切符が懸かる大一番で、若手を起用したヴァイッド・ハリルホジッチ監督。あらためて、そのスタイルや人柄について聞いてみると、「まあ頑固親父じゃないですかね。でも、監督の中では明確なブレない哲学がある」と答える。
そして「誰にとっても、自分自身が最高の状態じゃなければ、この場所(日本代表チーム)にふさわしくない」というのがハリルホジッチ監督の哲学であり、「選手選考もそうだし、チームのパフォーマンスも含めて本当に曲がらない」ことがハリルホジッチ監督の強さであると述べた。
