2017-08-28-japan-eiji kawashima(C)青山知雄

川島永嗣、所属クラブで今季初出場を飾り大一番へ「第一歩としては良かった」

2018FIFAワールドカップ ロシア・アジア最終予選に向けて始動した日本代表。合宿2日目となる28日から合流したGK川島永嗣(メス/フランス)が、練習後にオーストラリア代表戦への意気込みを語った。

「準備して開幕を迎えるという時に、(フィリップ・ヒンシュベルガー)監督から『試合に出られない』と言われたので、少しモチベーション的には難しかった」と、リーグ・アン開幕時の複雑な心境を振り返った川島。だが、26日に行われたリーグ・アン第4節で今季初先発を果たす。「自分としてはもう練習(の時)から自分がやれることを見せるしかないと思ってた。そういう意味では、チームの結果(開幕から3連敗)を含めて、とは思いますけど、チャンスがもらえた。結果(第4節も0-1で敗戦)は残念でしたけど、第一歩としては、まあ良かったかな」と続けた。

ケガから復帰した日本代表の主将・長谷部誠の状態について聞かれると、「年だから、あれじゃないですか」と冗談をまじえつつも、「彼(長谷部)はね、彼の体のことは分かってる」と心配ないとの見解を示した。また「チームにとってはマコ(長谷部)みたいな存在がいてくれるのは、気持ち的には大きい」と話す。さらに「ここまで(吉田)麻也もね、チームをやっぱり引っ張ってくれてきたと思う。麻也のここまでの頑張りっていうのも大きい」と両選手の存在感と貢献度を強調した。

日本代表はアジア予選でオーストラリア代表から勝利を収めたことがないが、川島は「アジアカップの前のフレンドリーマッチ(キリンチャレンジカップ2014/2-1で日本が勝利)も勝ってるし、内容的に見てもオーストラリア相手にいいゲームをやってる」と、特に気にしていない様子。「過去の結果とか関係なく臨んでいけるか」が重要になると続けた。

また、長身選手が多いオーストラリア代表との試合では、ほかのアジアの国々と比べて空中戦は厳しくなる。そのためGKの役割が重要となるが、そのことを指摘されると、「クロスボールでも自分が出られる場面は出られれば、それがチームの助けになるのは間違いない。でも逆に出すぎることのリスクもある」と、しっかりとした状況判断が重要になることを口にした。

アジア最終予選も残り2試合。どちらかの試合で勝利を収めればW杯出場となるが、未勝利に終わった場合はプレーオフに回ることになる。そのため、「日本全体が自分たちに期待してくれてると思うし、そういう部分はある意味、プレッシャー」と感じているようだ。だが「そういう期待してくれてる気持ちを、自分たちがパワーに変えてピッチの上でプレーしたい」と、プレッシャーを力に変えると語る。そして「自分たちだけじゃなくて、日本っていう国全体の意地っていうのを、見せていきたい」と大一番への強い気持ちを見せた。

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