日本代表GK西川周作が、W杯本大会での戦い方について言及した。
西川は今回の欧州遠征で、8カ月ぶりに代表復帰。選ばれない期間が続いたことに、本人も少なからず複雑な気持ちがあったようだ。
「チームも、僕自身も結果が出ていなかった。GKとしても失点が非常に多かったので、当然だなと思っていた」と、招集外に納得しつつも「自分の悪い結果をなかなか受け入れられないときがあった。でも、一度しっかり受け入れることでまた進めた。この経験を二度と繰り返さないようにすることが、監督への一番のアピールになると思う」
そう語る西川は、10日に行われたブラジル戦で出場機会は無かった。ベンチから眺めた一戦を「ネガティブになる必要はないと思う。時間を無駄にしなければ、いい方向に必ず進んでいく」と前向きに語る。
ブラジル戦を踏まえて、本大会の戦い方について西川は、2010年の南アフリカ・ワールドカップで見せた堅守速攻で戦うイメージを持っているようだ。
「守備でブロックを敷いて、堅守速攻。セットプレーやカウンターで1つ入ればという狙いがある。ワールドカップもそれで戦っていくんじゃないかなと。短期決戦のときは、岡田ジャパンの時みたいにっていうイメージはあります」
本大会まで残り7カ月を切り、GKの定位置争いはより激化していく。「今は他の2人を超えていかなければいけない存在」と謙虚な姿勢を見せる西川。
「選ばれるだけではなくて、試合に出ないと意味がない。ここ数年ですごく感じていることでもあるので、残りチャンスが少ないなかで、チャンスがきたら必ず結果を残したい」と強い気持ちを示していた。
