屈辱のミラン、5失点大敗は21年ぶりのワースト記録…枠内シュート1本、主要スタッツでも圧倒される

ミランにとって2019年最終戦は、消し去りたい悪夢となった。

22日に行われたセリエA第17節で、アタランタのホームに乗り込んだミラン。直近4試合で2勝2分けと調子は上向きにあったものの、10分にアレハンドロ・ゴメスのスーパーゴールで先制を許すと、後半には4失点。反撃することもできず、0-5と大敗を喫した。

データ会社『Opta』によると、ミランがセリエAの試合で5失点以上を喫して敗れるのは、これが史上4度目に。1998年5月のローマ戦以来、クラブ史上最大の黒星となった。

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ミランはスタッツ面でも完敗。シュート数はアタランタの半分以下の「8」にとどまり、枠内シュートはわずか1本。ポゼッションでも「40.8%」で、パス本数でもアタランタに160本近く差をつけられた。デュエル勝率も「41.3%」となっている。

またアタランタGKピエルルイジ・ゴッリーニのセーブ数は「1」なのに対し、ミランGKジャンルイジ・ドンナルンマは「5」。攻撃面では、フランク・ケシエがチーム最多2本のシュートを放ったが、どちらもブロックされている。またタッチ数はドンナルンマが最多「58」となるなど、終始内容でも圧倒されている。

次の試合

10月頭のステファーノ・ピオリ監督就任後も、なかなか調子の上がらないミラン。11位のままウィンターブレイクに突入することとなった。歴史的大敗を喫したチームは、1月6日のサンプドリア戦でリアクションを見せることができるのだろうか。