2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選 第10戦が5日に行われ、日本代表はサウジアラビア代表と対戦した。6万人を超える大観衆の中で行われた試合は、後半に日本が一瞬のスキをつかれて先制を許し、0−1でサウジアラビアに敗れた。試合後、GK川島永嗣がゲームの総括と課題を語った。
「アウェイですごく難しかったし、かなり湿度が高くてスタジアムの中が曇っているような感じ。フィジカル的にもかなりきつかったし、サウジもホームでやったときとは違うチームだった。ああいうところで仕留める能力は、ここ数年サウジに欠けていた部分。予選を通して1位だったチームということで、そういう強さを持ち合わせていたのかな」と相手チームの仕上がりに脱帽する川島。
「失点まではブロックを作って、相手が裏を狙ってきたりコンビで崩してくるところでブロックできていた。けど、ちょっと空いたところでコンビで抜いてこられた。全体的に対応が難しかった」と失点シーンを振り返る。「入ってきたところには守れていた。ただ、相手もボールを動かしながら、前線の高い選手がクリエイティブにチャンスを作ろうとしていた。うまく消せていたとは思うけど、90分間通して言うと、少し厳しい時間も出てきてしまった」と、酷暑の中で高いパフォーマンスを維持することの難しさを述べた。
「結局は最後、入ってきたところでプレッシャーに行けるかどうか。戦術どうこうではなく、一瞬一瞬で自分たちが厳しく行けるかどうかがアウェイの厳しい戦いでの大切さだと思う。そういうところで相手のほうが一枚上だったのかな」
この試合には敗れたものの、日本はW杯出場がすでに決定している。「日本も分析されている。戦術的にも成長して、選手が成長していかないと、W杯で勝っていくことは難しいし、そこにチャレンジしていかないといけない。負けてネガティブになることもできるが、それは受け取り方次第。大事なのはここから準備していけるか。ロシアにはこの暑さはない。気持ちを切り替えてやっていくしかない」と前を向いた。


