ブンデスリーガ2部所属のフォルトゥナ・デュッセルドルフは30日、アウクスブルクから日本代表FW宇佐美貴史(25)を獲得したことを発表した。今シーズン終了時までの期限付きでの移籍となっている。
昨夏にアウクスブルクに加わった宇佐美だが、新シーズンが幕を開けてからも公式戦3試合連続メンバー外になるなど、厳しい状況が続いていた。試合に出られない背景には、自身の状況が好転しないとの考えに至った選手本人の移籍希望があったのかもしれない。
今回のインターナショナルウィークに日本代表に呼ばれなかった宇佐美は、すでに移籍に向けた交渉に入っていた模様。そして30日にはデュッセルドルフでのメディカルチェックを通過し、その数時間後に同クラブはレンタルでの加入を正式に発表した。
以下に続く
新天地は現在ブンデスリーガ2部第4節消化時点において首位につけ、好調な滑り出しを見せているデュッセルドルフになった。フリードヘルム・フンケル監督が率いるチームで、宇佐美は代表への復帰を目指すことになる。
背番号「33」を与えられた宇佐美はクラブの公式ウェブサイトで「フォルトゥナに加わることができてうれしいです。ホッフェンハイムの選手としてエスプリ・アレーナでプレーしたことがあり、当時はファンやスタジアムに強い印象を受けました」とのコメントを残している。
なおデュッセルドルフ市はドイツ国内で日本人が一番多く住んでいる街だ。2013年1月から約半年間FW大前元紀(現大宮アルディージャ)がプレーしたそのクラブには、現在もトップチームにMF金城ジャスティン俊樹、U-23チームにはMF三宅海斗と日本人選手が所属している。このような日本との深い関係を持つ環境の中で、宇佐美は再スタートを切る。
▶ブンデスリーガのライブを観るならDAZNで!1ヶ月間無料のトライアルを今すぐ始めよう