存在感失うモドリッチ...今季16試合欠場はワーストに匹敵する数字

アラベス戦ではボール奪取回数ゼロ。アトレティコ戦、バイエルン戦、バルセロナ戦とビッグマッチを控える状況で調子を取り戻せるか。

レアル・マドリーMFルカ・モドリッチが不調に陥っている。彼が調子を崩せばチームへの打撃は少なくない。ジネディーヌ・ジダン監督は早急に手を打つ必要がありそうだ。

最近4試合で苦戦を強いられているマドリー。特にチャンピオンズリーグ（CL）のナポリ戦、リーガエスパニョーラのアスレティック・ビルバオ戦、アラベス戦で思っていたような試合を演じられことができず、本拠地サンティアゴ・ベルナベウの試合では一部サポーターから選手たちに対する痛烈なブーイングが浴びせられた。

チームがファンの望むようなプレーを見せられていないのは、モドリッチの低調なパフォーマンスと無関係ではない。今年初めに負傷離脱を強いられたモドリッチは、それ以降調子を取り戻せずにいる。最近4試合中3試合で途中交代となっており、リーガ前節アラベス戦においてはボール奪取回数ゼロでピッチを後にしている。

モドリッチは今季ここまで16試合に欠場している。これは2012年夏に加入してから、負傷で3カ月を超える長期離脱を余儀なくされた2013-14シーズンを除けば、この時期におけるワーストの数字だ。

マドリーは8日にアトレティコ・マドリーとのダービーマッチ、12日にCL準々決勝ファーストレグのバイエルン・ミュンヘン戦、23日にバルセロナとのクラシコを控えている。モドリッチが復調しなかった場合、ジダン監督のチームはシーズン終盤に大きな代償を払うことになるかもしれない。