リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、マンチェスター・シティが今の状態を続ければタイトルレースは終わってしまうと感じているようだ。
26日に敵地でハダースフィールドを下し、イングランド記録となるアウェー戦11連勝を達成したマンチェスター・シティは、リーグ戦13試合を終了して12勝1分けといまだ無敗を続ける。一方、9月にエティハド・スタジアムで0-5と大敗を喫したリヴァプールは現在6位と、首位シティとの勝ち点差が早くも14にまで広がってしまった。
現状を受け、クロップ監督はマンチェスター・シティをとらえることは現実的に不可能と考えながらも、同チームが勝ち点を落とす可能性もあるから可能な限りベストのポジションをキープしたいと考えているようだ。
クロップ監督は会見で「ハダースフィールド戦を見たが、シティが勝利に価した試合だった。それに、その前の試合(チャンピオンズリーグでのフェイエノールト戦)でも1-0で彼らは勝利していた。彼らがこのように勝ち続けている限り、他のチームにチャンスはない」と優勝は極めて不可能と認めた。
続けて「仮に彼らの連勝記録が止まり、他のチームが良い時期を迎えていれば、勝ち点差を詰めることは可能だ。彼らが苦戦し始めたときに良いポジションに立てるように、我々は1試合ずつ勝ち点を積み上げたいと思っている」とマンチェスター・シティが勝ち点を落とすことを願っているようだ。
しかし、同指揮官は「でも彼らは我々のさらに遠くを走っているから、彼らのことを気にはしていないし、それは我々ではないと思う。彼らがこの調子を続ければ、優勝は決まったようなものだ」と今シーズンのタイトル争いはほぼ終了したと話している。


