■セリエA第10節 インテル 3-2 サンプドリア
インテル:シュクリニアル(18分)、イカルディ(32分、54分)
サンプドリア:コウナツキ(64分)、クアリアレッラ(85分)
セリエA第10節が24日に行われ、インテルとサンプドリアが対戦した。
開幕からいまだ負けなしで、2位につけるインテル。週末にナポリとの天王山を戦ったためターンオーバーも予想されたが、大きな変化はなく、長友佑都も4試合連続の先発出場となった。
試合は10分過ぎからインテルがリズムをつかんでいくと、18分にはコーナーキックからDFミラン・シュクリニアルが押し込む。昨シーズンまでサンプドリアでプレーしたシュクリニアルが喜びを露わにしなかった。
得点が入ったことで、さらにリズムを手にしたインテルはイヴァン・ペリシッチのロングシュートや長友のミドルシュートなどでゴールの香りを強めていく。すると32分にはクロスのこぼれ球を、マウロ・イカルディが見事なボレーで沈めて、追加点を挙げる。イカルディは早くも今季10ゴール目となった。
主導権をがっちりと握ったインテルは、その後もサンプドリアにチャンスをほとんど与えることなく、前半を2点リードで折り返す。
後半に入ると、今季ここまで6位と好調のサンプドリアが盛り返す。徐々にサミル・ハンダノビッチの守るゴールへと近づくものの、インテルの集中した守備の前にあと一歩のところでネットを揺らせず。
逆にインテルが、ペリシッチのアシストからイカルディがクロスに飛び込んで3点目。見事な試合運びで勝負を決定づける。それでも諦めないサンプドリアは64分、右サイドからのアーリークロスにダヴィド・コウナツキが左足で合わせる。角度はほとんどなかったが、ハンダノビッチのニアを抜いて1点を返す。
さらに終盤にかけて圧力を強めるサンプドリアは85分、右サイドからのクロスにファビオ・クアリアレッラが高い打点のヘディングで合わせて、ついに1点差に迫る。
しかし、最後の重要な1点は与えず。3点を先取していたインテルが守りきる形となりながら、3-2で逃げ切った。インテルは開幕からの無敗を守ることに成功している。なお、長友は終盤の84分までプレーし、勝利に貢献した。




