リヴァプールOBディーン・ソーンダース氏は、古巣に対し「コウチーニョを売却し新しいDFを連れてくるべき」と提言。ユルゲン・クロップ監督には、もう一度チーム作りについて考えるべきと促している。
リヴァプールは、今夏の移籍市場でFWモハメド・サラーやMFアレックス・オックスレイド・チェンバレンなど、前線の選手を多数補強。1億ユーロを超える金額でバルセロナへの移籍が騒がれたMFコウチーニョも残留したため、ユルゲン・クロップ監督には多彩なオプションが使えるようになった。
一方、守備陣での補強は左サイドバックのアンドリュー・ロバートソンのみ。狙っていたオランダ代表DFビルヒル・ファン・ダイクの獲得に失敗し、評論家やメディアが必要と考えていたCBを獲得することができなかった。
その結果、ここまでリーグ戦4試合で失点は8。13日のチャンピオンズリーグ・セビージャ戦でも、逆転しながら追いつかれ、ホームで2-2の引き分けに終わっている。
こうした現状から、リヴァプールでストライカーとして活躍したソーンダース氏は『talkSPORT』に対し「優勝したいのなら、コウチーニョを高値で売却し、新たなディフェンスを補強するのも1つの手」と提言している。
「もしタイトルが欲しいのなら、もし次のステージに行きたいのならば、ディフェンスを改善する必要がある。1つの方法として、来夏1億3000万ポンド(約193億円)でコウチーニョを売却し、3人のDFと守備的MFを獲得する…さらにGKもだね」
そして攻撃陣を称賛しつつも、チームを率いるドイツ人指揮官に「もう一度チームのために考えるべき」と苦言を呈している。
「3トップはすでに素晴らしい。なので、コウチーニョ売却で資金を調達して、もっと良い4バックを手に入れることだってできる。監督は、朝落ち着いて『我々の4バックはタイトル獲得に十分なのだろうか?』と考えないのだろうか。ロリス・カリウスはマンチェスター・ユナイテッドでポジションをつかめるだろうか? ジョー・ゴメスは? アルベルト・モレノは? ジョエル・マティプやデヤン・ロブレン、ラグナル・クラヴァンに可能だろうか?」
「欧州トップ7以上のチームで、彼らは定位置をつかめないだろう。指揮官として『彼らは十分か? そうでないなら、自分に何ができるのか?』と考えなければね。リヴァプールは世界のトップクラブから、そう遠くは離れていない。しかしもう一度“偉大なチームは1-0で勝てる”ということ、“現在のリヴァプールにはトップチーム相手にそれができない”ということを考えるべきだよ」
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