天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会の準々決勝が23日に行われ、準決勝進出4チームが決定した。
JFLを3連覇中のHondaは、4回戦で前回覇者の浦和に2-0で完勝。相次いでJリーグ勢を破り、堂々の8強入りを果たした。その準々決勝では、昨年の天皇杯2回戦で敗れた鹿島と対戦。前半をスコアレスで折り返したHondaだったが、65分に土居聖真に先制点を献上。何度もシュートチャンスを作ったものの、アジア王者の自力を前に0-1で敗戦。1991年以来の4強進出とはならなかった。
神戸と大分のJ1対決は1-0でホームの神戸が完封勝ちを収めた。神戸は56分に山口蛍の左足シュートで先制すると、その後の大分の反撃をシャットアウト。リーグ戦を含め、今季5度目となった一戦を制し、2大会ぶりの4強入りを決めた。
同じくJ1対決となった鳥栖と清水の一戦は、序盤に試合が動く。アウェイの清水は15分、河井陽介のスルーパスに反応したジュニオール・ドゥトラが先制点を奪取。清水はボールを握る鳥栖に対して、ブロックを敷いた守備で対応。雨が降りしきるゲームを1-0で制し、2014年以来5年ぶりのベスト4進出を決めた。
長崎と甲府のJ2決戦も前半にスコアが動いた。長崎は9分に吉岡雅和の強烈な一撃で先制すると、14分にも新里涼が加点する。31分に1点を返されたものの、同点は許さず。長崎が2-1で勝利し、初の8強に続いて準決勝入りの躍進を果たしている。
この結果、ベスト4の対戦カードが決定。鹿島vs長崎、神戸vs清水に決定した。なお、準決勝は12月21日に行われ、勝者は2020年元日に新国立競技場で決勝を戦う。
■試合結果
鹿島 1-0 Honda
神戸 1-0 大分
鳥栖 0-1 清水
長崎 2-1 甲府
■準決勝対戦カード
12月21日（土）
鹿島 vs 長崎
神戸 vs 清水
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
