12月9日に開幕するEAFF E-1サッカー選手権に臨む日本代表が12月6日、都内でトレーニングを行った。背番号が10番に決定した大島僚太が“ナンバー10”への思いを語った。
10番任命は「さっき聞いた」と話す大島は、所属する川崎フロンターレでも同じ番号を背負う。付け慣れた10番への親近感は「特に無い」とし、「どの番号でも同じ様に責任を持って頑張らないといけない」と冷静に答える。
日本代表での10番については「すごい選手が付けている印象がありますし、アディダスの選手じゃなくていいのかなというのもあります(笑)」とジョークを飛ばし、報道陣を笑わせた大島。歴代の10番で印象に残るのは「やっぱり中村俊輔さん。僕がサッカーを始めたころもそうですし、今でも10番と言ったら(中村俊輔)というイメージが出てくる」と、現在はジュビロ磐田で10番を背負う中村俊輔の名前を挙げた。
川崎Fでリーグ優勝を達成し、念願の初タイトルを手にした大島。しかし、Jリーグで自信を得ても「サッカーも違いますし、やり方も全然違う」と過信すべきではないと持論を展開。
2013年の旧・東アジアカップでは日本代表が優勝を成し遂げているが、大島はこの大会が個人としてもチームとしてもワールドカップにつながるものだと語る。
「ワールドカップのことを考えたら個人のアピールも必要だと思いますけど、優勝すれば自然とそのチームの一員としての評価も上がると思うので、そこは団結して勝ちにこだわらないといけない」
日本代表は9日に朝鮮民主主義人民共和国代表と初戦を迎える。
