大宮アルディージャは21日、明治安田生命J1リーグ第30節で柏レイソルと対戦。先制点を奪われ、終始押し込まれる厳しい展開となったが、試合終了間際にパワープレーから生まれたFKをマテウスが左足でねじ込み、辛くも勝ち点1を獲得した。
マテウスは試合後、「厳しい試合の中で、選手全員が100%を出したと思いますし、先制点を取られながらも気持ちが見えたゲームだったと思います」と振り返る。
また、パワープレーからFKを獲得し、ゴールにつなげたことへはチームメイトの名前を挙げて、感謝の言葉を述べた。
「FKのシーンより前に山越選手が身体を張って自分たちのボールにして、相手陣地でFKをもらったからこそ、点を取れたと思います。FKに関しては大前選手が自分に譲ってくれて決めてやるって気持ちで蹴りました。このゴールが大きな勝ち点1になることを信じています」
さらに、FK時に隣に立った大前元紀とは直接的な会話があったわけではなく、「僕がボールをセットしたとき、大前選手が『自信あるなら蹴りな』みたいな気持ちを感じたので蹴りました」と明かす。
何とか残留に向けて望みをつないだ大宮だが、残留圏の15位ヴァンフォーレ甲府とは勝ち点4差。残り4試合という状況で、このブラジル出身の快速レフティーはサポーターとともに最後まで諦めないことを誓った。
「この雨の中でも多くのサポーターが来てくれて感謝しています。最後の最後まで一緒に戦って必ず残留するっていう目標は我々選手もサポーターも一緒です。必ずこの状況を脱出できると信じていますので、最後まで一緒に戦いましょう」
