ミランがドルトムントに所属するFWピエール・エメリク・オーバメヤンの獲得に興味を示していると、イタリアメディア『メディアセット』が9日、伝えている。
ミランは今夏、これまでにDFマテオ・ムサッキオ、DFリカルド・ロドリゲス、MFフランク・ケシエ、FWアンドレ・シウバ、FWファビオ・ボリーニ、MFハカン・チャルハノール、DFアンドレア・コンティとすでに7選手を獲得済みだ。現在、8人目のターゲットとして名前が挙げられているのがドルトムントのオーバメヤンだ。
オーバメヤンは2007-08シーズンにミランの下部組織に加入した。翌シーズンからはレンタルの形でモナコなどへ武者修行に出た。しかし2012年1月、ミランはオーバメヤンの所有権を手放している。その後、オーバメヤンはサンティティエンヌで頭角を現すと、ドルトムントへ移籍し4シーズンを過ごした。2016-17シーズンはブンデスリーガで31得点とゴールを量産している。
ミランはオーバメヤンの復帰を望んでおり、代理人を務めるオーバメヤンの父親との連絡を開始している。年俸750万ユーロ(約9億8000万円)の4年契約を提示し、すでに選手の了承を得ているとみられる。ただ、ドルトムントは8000万ユーロ(約104億円)の移籍金を要求しており、交渉は難航する可能性が高い。
オーバメヤンの獲得には、ファビオ・カンナヴァーロ率いる中国の天津権健も興味を示しており、中国で移籍市場が閉幕する15日が焦点となる。もしオーバメヤンの獲得に失敗した場合、ミランはかねてから報じられているフィオレンティーナのFWニコラ・カリニッチ獲得へ動く模様だ。




