日本代表は10日にフランスのリールでブラジル代表と、14日にベルギーのブルージュでベルギー代表と国際親善試合を戦う。サウサンプトンのDF吉田麻也は強豪との戦いへ意気込みを語った。
「世界トップレベルの選手たちに対してどれだけできるか、この2試合で大きなチャレンジになる」と欧州遠征への意気込みを語る吉田。
対戦するブラジル、ベルギーともに世界のトップレベルの選手たちが控える。特にブラジルはネイマール、ベルギーはロメル・ルカクやエデン・アザールといったタレントを擁する強豪国。吉田は警戒する選手を挙げ、守備での対策を口にする。
「ネイマールに限らず、ウイリアンもだし、ベルギーだったらアザールとか、(ケヴィン)デ・ブルイネとか。時間を与えると何でもできてしまうので、個の戦い方もそうですけど、チームとしてどれだけスペースと時間を与えないで90分できるかが大事。そこをどれだけこまめにポジションを修正してやるか、集中力を欠かないかだと思う」
「レベルが高くなればなるほど競争が激しくなる」と引き締まった表情で話す吉田は、自身のプレミアリーグでの経験を踏まえて、そういったレベルの高い環境が「個人とチームを大きく育てる」と考えている。
「自分がもう一個、プレミアリーグでも一個二個レベルアップできるか、カギになってくると思うんで、僕にとっても大きなテストになる」
日本にとってはW杯に向けた大切な試合となるが、吉田は平常心を崩さない。「僕はいつもと同じことをするだけ。ブレてはチーム自体が成り立たないと思うので、やるべきことは変わらない」と冷静に応じていた。
